野手登板の球速ランキング〜増田大やイチローもランクイン〜【投手】

プロ野球(NPB)

日本球界で20年ぶりに野手が登板しました!巨人の増田大輝内野手が、8月6日(2020)の阪神戦に投手として登板したのです。

8月6日の試合結果:巨人 0 – 11 阪神

大差で負けていた8回裏、巨人の原監督は野手の増田大輝選手を投手として登板させました。

原監督は増田選手を登板させた理由について、次のように述べています。

チームの最善策ですね。6連戦という連戦、連戦、連戦の中であそこをフォローアップする投手はいないですね。

1つの作戦だからね。あそこで堀岡を投げさせることの方がはるかに失礼なこと。

日刊スポーツ「「はるかに失礼なこと」/原監督

結果は見事に無失点でした。

ここで気になるのは次の点でしょう。

野手登板ってありなの?なしなの?

野手登板の最速(MAX球速)は何キロ(km/h)なんだろう?

もちろん、野手登板の賛否両論についても気になりますが、単純に野手登板の最速に興味が湧いてきました。

そこでこの記事では、日本球界と日本人メジャーリーガーの野球登板の球速ランキングを調べました。

本記事の内容
  • 増田大選手登板の賛否両論の声まとめ
  • 野手登板の球速ランキング〜増田大やイチローもランクイン〜
  • 今後の野手登板について

ランキングでは、あのイチロー選手もランクインしていますよ!

また、最後に「今後の野手登板」についても考察しています。

それではどうぞ!

20年ぶりの野手登板に賛否両論!ネットとOB・選手の反応

ランキングを紹介する前に、今回の増田選手の登板に対する反応を見てましょう。

ネットの反応

インターネットでは賛成意見が多いようですが、賛否の両論を紹介します。

賛成意見

賛成意見には戦術として理解できるというものがありました。

エンターテインメントとして「あり」という意見も。

反対意見

反対意見にはケガのリスクを挙げている方もいました。

また、お金を払って見に来ているファンについての言及もありました。

プロ野球関係者の声

プロ野球関係者の声として、OBと現役選手の声をまとめました。

賛成意見

上原浩治氏

メジャーリーグを経験した上原氏は賛成しています。

ダルビッシュ有選手

上原氏に呼応するように、現役メジャーリーガ―のダルビッシュ投手も賛成しています。

張本勲氏

「喝!」と言って批判するかと思いましたが、張本氏は賛成(あっぱれ!)のようです。

12球団の監督で原にしかできない采配だ。“今日は負け”と腹をくくっている。かつての三原(脩)さんのようだ。

今季は120試合でスケジュールも詰まっている。原は野手出身だけど、投手の負担を考えて休ませたい。

加えて増田(大)は投手経験がある。そこまで考えての采配で、ナインも納得しているだろう。

スポニチ「張本勲氏 増田大投手起用の原采配にあっぱれ!「12球団の監督で原にしかできない。三原さんのよう」
中原清氏

巨人OBの中原清氏は賛成のようです。

原監督が言っていたけど、指揮官はチームの最善策を考えて、アイデアと覚悟をもってタクトを振っている。

いきなりやったわけではなく、ここまで増田と話し合ってちゃんと準備していた。だから、いろいろ言う必要はない。仮に増田でなくてこれがイチローなら、お客さんはどう思う?

どうして抑えた増田を評価してあげないのかな? 阪神の主力を抑えきったのに。足は使える、投げられるで三刀流。前向きに考えてほしい。

東スポWEB「【野手登板問題】絶好調男・中畑清巨人OB会会長も原采配を支持

反対意見

堀内恒夫氏

巨人OBの堀内氏は反対し、憤慨しています。ブログでは「巨人軍はやってはいけない」と言っています。

増田大輝がマウンドに立った。これはやっちゃいけない。

巨人軍はそんなチームじゃない。

しかも今、首位に立ってるじゃないか。強いチームがそんなことやっちゃダメよ。

こんなことして相手のチームはどう思うだろうか。馬鹿にされてるとは思わないだろうか。

増田がマウンドに立った瞬間俺はテレビを消した。

堀内氏ブログ「これはやっちゃいけない。」より
伊原春樹氏

西武でコーチ・監督、巨人でコーチを務めた伊原氏も反対しています。

考えられない。私がベンチにいたら、原監督とケンカをしてでも絶対にやらせなかった。これはダメ。

調子に乗ってどうにかしちゃったとしか思えない。巨人の伝統的な戦い方からはかけ離れている

東スポWEB「巨人の野手・増田大を投手起用にOB紛糾! 元ヘッド・伊原春樹氏「原監督は調子に乗った」

確かにメジャーでは、投手を無駄に使いたくないから野手を投げさせるケースはある。それにしたって、とんでもなく長い延長戦になった場合や、投手が足りなくなった場合でしょう。

ここは日本ですし、イニングだって8回。まだ4人も投手が残っている。

話題作りをしたかったのかもしれないが、なにより試合をあきらめてしまったことが、巨人というチームではよろしくない。0-11では、そりゃあ負けですよ。

でも、巨人でそれをやっちゃあダメなんです。

東スポWEB「巨人の野手・増田大を投手起用にOB紛糾! 元ヘッド・伊原春樹氏「原監督は調子に乗った」
江夏豊氏

阪神OBの江夏氏は痛烈に批判しています。

お客さんに失礼ですよ。

野手を放らしたり、プロ入り初登板の子を伝統の一戦に使う原監督のリリーフを休ませたいという根拠はわかりますよ。でもあまりにもね、例え5000人しか入っていないお客さんに失礼ですよ。あの起用法。

それなりに勝ち抜いてきてマウンドに上がるもんだと。そういう気が僕はしてますけどね。

ただ単に日程的な苦しさからピッチャーをやったことのない野手をマウンドに上がらせる。果たしてそれがプロの姿なのかという気がしますね。

デイリースポーツ「江夏豊氏 “原采配”野手の投手起用を厳しく批判「果たしてそれがプロの姿なのか」

野手登板の球速ランキング(NPB、メジャーの日本人選手)

さて、ここまで増田選手の登板に対するで反応を紹介しました。

ここからは本題の「野手登板の球速ランキング」です。

対象は、日本のプロ野球所属選手とメジャーリーグの日本人選手です。公式戦のみを対象としました。

なお、二刀流の大谷翔平選手は例外とします。

大谷翔平選手の最速は165km/h

なので、彼を含めるとダントツで1位になってしまうため、対象外にしました。

ポレポレK
ポレポレK

大谷翔平はチートすぎます

野手登板の球速ランキング

それでは、野手登板の球速ランキングです!

不明な選手はランキング外としました。1970年以降のランキングです。

最速
(km/h)
名前所属日付
1位143イチローマイアミ
マーリンズ
*2015
10/5
2位138増田大輝読売
ジャイアンツ
2020
8/6
3位126青木宣親ヒューストン
アストロズ
*2017
7/1
不明五十嵐章人オリックス
ブルーウェーブ
2000
6/3
不明デストラーデ西武
ライオンズ
1995
5/9
不明高橋博士日本ハム
ファイターズ
1974
9/29
不明広瀬叔功南海
ホークス
1970
10/14
*は日本時間

正確な情報が分からないため、ランクインした選手は3人のみとなってしまいました。

ポレポレK
ポレポレK

ランキング外の選手の球速が分かる方は教えてください

次の項目からランクインした選手ついてふれていきます。

1位 約143km/h イチロー(マイアミマーリンズ)

MIA@PHI: Ichiro makes first MLB pitching appearance

第1位はイチロー氏です!

登板時の成績:1イニング、2安打、1失点

MAXは89マイル(約143km/h)と、投手顔負けの球速でした。

登板後のイチロー氏は、145km/hでていないことに悔しがったそうです。

TwitterのMLB公式アカウントが実施した「最強の野手登板」では、堂々の1位になっています。

ポレポレK
ポレポレK

本場メジャーのファンも、イチロー氏の投球が印象に残っているみたいですね。

2位 138km/h 増田大輝 (読売ジャイアンツ)

第2位は増田大選手です。野手で138km/hは速いですね!

登板時の成績:2/3イニング、無安打、1四球、無失点

増田大選手は高校時代に投手もしていたそうです。

高校時代は甲子園出場していないため、本人は

緊張というか、甲子園で投げれることがうれしかった

毎日新聞「内野手・増田大が高3の夏以来の登板 巨人の苦しいチーム事情を「救援」

と語っています。

ポレポレK
ポレポレK

緊急登板で堂々たるピッチングです!しかも無失点に抑えることがすごいですね!

3位 約126km/h 青木宣親 (ヒューストンアストロズ)

NYY@HOU: Aoki retires Judge in pitching debut

第3位は青木宣親選手の126km/hです。

登板時の成績:1イニング、1安打、2四球、3失点

当時アストロズにしており、相手はヤンキースでした。

あのホームランバッターのアーロン・ジャッジ選手からも空振りをとっています!

ポレポレK
ポレポレK

ヤンキースの田中投手も、ジャッジ選手から空振りを奪ったことに驚いていました。

今後はどうなる?

ここまで野手の球速ランキングを紹介しました。

それでは今後はどうなるのでしょうか。

メジャーリーグは野手登板を規制も

メジャーリーグでは規制が始まるようです。

MLBは2019年11月に新ルールを決めました。

野手登板の条件を「延長戦か6点差以上の試合のみ」としたのです。

*別に「二刀流」についても定義して新設しています

その背景は、野手の登板が急増していることです。2019年は、90試合も野手が登板していました。

これに対して批判の声もあり、今回の規制になったようです。

しかし、2020円はコロナの関係で変則的なシーズンとなるため、来シーズンから導入となります。

日本のプロ野球で野手登板は増えるのか?

では日本球界ではどうなるのでしょうか。

これについてはどうなるかは分かりません。

ただし、原監督が20年ぶりの野手登板を決断したことで、議論になることは間違いありません。

その際にポイントとなるのは以下の点でしょう。

現場(監督や選手)の意見

まずは現場の声でしょう。

球場の監督や選手は、大差で負けている時に投手を浪費せずにすみます。

特に夏は暑いので、投手の疲労もたまります。そのため、現場として嬉しいでしょう。

一方で、野手が登板した時の相手チームの打者は嫌でしょう。なぜなら打てないと「野手が投げたのに打てなかった」と思われてしまうからです。

こんな有名なエピソードがあります。

以前のオールスターで、イチロー選手(当時オリックス)が投手として登板しました。その時の打者は、あの松井秀喜選手です。

しかし、高津投手が代打としてバッターボックスに立ちました。

故・野村克也氏(当時監督)、松井秀喜選手が打てなかった場合を考えて、あえて「投手の高津選手」を代打に送ったのでした。

このように、対戦する打者や嫌かもしれません。逆に打てば打率や打点に反映されるので、打てれば嬉しいでしょう。

OBや野球関係者の声

OBや野球関係者の影響も大きいかもしれません。

巨人OBの堀内氏が「巨人軍はあんなことをしてはいけない!」と語っているように、野手登板に難色を示すOBもいます。

一方で、張本氏は「あっぱれ!」と賛成を示しているので、OBや野球関係者でも議論がわかれるでしょう。

ファンの意見

プロ野球ファンがどう思うかについても大事になります。

行為的な意見もある一方で、批判的な声もあるからです。

・真剣勝負の場で専門外の野手を起用するのは試合放棄と同等だ
・入場料を払っている観客に失礼だ

BASEBALLKING「野手の登板はあり?なし? 日本では2000年が最後

などの意見もあるでしょう。

また、ファンはお金を払って野球を観戦します。お金を払う側の声も考えられて当然でしょう。

コロナによる変則シーズン

2020年シーズンはコロナの影響があり、開幕日が6月19日となりました。

かなり遅い開幕のため、選手のコンディション調整が難しくなり、試合も冬になるまで行われます。さらに過密日程です。

投手の疲労や試合展開も含めて、普段のシーズンと異なることが多くなるでしょう。

もしかしたら、感染者による離脱などもあるかもしれません。

そのため、「変則シーズン・例外シーズン」として、「野手登板はあり」という意見がでる可能性もあります。

野手登板の球速ランキングと野手登板の今後まとめ

まとめです。

日本球界と日本人メジャーリーガ―の野手登板の球速ランキングは次の通りです。

最速
(km/h)
名前所属日付
1位143イチローマイアミ
マーリンズ
*2015
10/5
2位138増田大輝読売
ジャイアンツ
2020
8/6
3位126青木宣親ヒューストン
アストロズ
*2017
7/1
不明五十嵐章人オリックス
ブルーウェーブ
2000
6/3
不明デストラーデ西武
ライオンズ
1995
5/9
不明高橋博士日本ハム
ファイターズ
1974
9/29
不明広瀬叔功南海
ホークス
1970
10/14
*は日本時間

イチロー選手が堂々の1位となりました!

2位は現役の増田大選手で、青木宣親選手が続いています。

今後の野手登板については、どうなるかは分かりません。

しかし、原監督が20年ぶりの采配を行ったことで、今後は同じような起用が増えるかもしれません。

少なくとも議論にはなるので、今後の動きについては注目していきましょう。

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