日本人投手がメジャーリーグの開幕投手となったのは誰だろう?
開幕戦の結果はどうだったのかな?
この記事では、このような疑問にお答えします。
開幕投手は、チームの中でも「チームの顔」が選ばれる栄誉なことです。
ましてや世界一レベルが高いメジャーリーグの球団で開幕投手に選ばれるのであれば、どれほどすごいことか分かるでしょう。
本記事では、次のような内容をお伝えします。
- メジャーの日本人開幕投手一覧
- 開幕戦の結果
- 日米の開幕投手に対する価値観の違い
具体的には、開幕投手を務めた以下の日本人投手に注目していきます。
- 大谷翔平・・・2022年、2023年
- 前田健太・・・2021年
- ダルビッシュ有・・・2017年、2021年、2022年、2024年
- 田中将大・・・2015年、2016年、2017年、2019年
- 黒田博樹・・・2009年
- 黒田博樹・・・2009年
- 松坂大輔・・・2008年
- 野茂英雄・・・2000年、2003年、2004年
この記事を読めば、開幕投手として選ばれ理由に「過去の実績」や「チームからの信頼」があることが分かるでしょう。
【2024年】メジャーの日本人開幕投手はダルビッシュ有!
ダルビッシュ有選手は2年ぶり4回目の開幕投手!山本由伸投手は第2戦目へ先発へ
2024年の日本人開幕投手には、ダルビッシュ有投手が決定しています。2年ぶり4回目と、田中将大投手に並んで日本人投手で最多です。
当初、ダルビッシュ有投手と山本由伸投手が第2戦で投げ合うのではと言われていましたが、急遽、ダルビッシュ有投手が開幕投手になりました。
Here are your starting pitcher matchups for next week's #SeoulSeries! 💪 pic.twitter.com/hPGT1o9luP
— MLB (@MLB) March 11, 2024
ダルビッシュ有投手のメジャーリーグ開幕戦の登板結果
ダルビッシュ有投手の過去の登板をまとめました。3試合の登板で勝ち負けなしです。
直近の2022年では6回無失点の快投でした。ただ、チームは逆転負けで勝ちはつきませんでした。
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
ダルビッシュ有 | 2022 | SD | ARI | 2-4 | 6回 無失点 | - |
ダルビッシュ有 | 2021 | SD | ARI | 8-6 | 4回2/3 4失点 | - |
ダルビッシュ有 | 2017 | TEX | CLE | 5-8 | 6回1/3 4失点 | - |
昨年のダルビッシュ有投手はWBCでの調整のせいか調子を落としていましたが、今シーズンには期待ですね!
【2023年】メジャーの日本人開幕投手は大谷翔平!
大谷翔平選手は2年連続で開幕投手!ダルビッシュ有投手は調整のため別日登板へ
2023年の日本人開幕投手には、エンゼルスの大谷翔平選手が決定しています。2年連続の栄誉ある登板です。
ちなみに2022年の登録では残念ながら負け投手になってしまいました。
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
大谷翔平 | 2022 | エンゼルス | アストロズ | 1-3 | 4回2/3 1失点 | 負 |
参考:日本時代の大谷選手の開幕投手の成績
- 2015年:5回2/3 3安打1失点 勝ち投手
- 2016年:7回 5安打 負け投手
ダルビッシュ投手も開幕投手候補でしたが、直前のWBCに出場による調整遅れのため、開幕投手は回避されることになりました。
2023年の開幕戦の結果
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
大谷翔平 | 2023 | エンゼルス | アスレチックス | 1-2 | 6回 無失点 | ー |
試合結果が分かり次第記入します。アスレチックスは戦力的にエンゼルスに劣るため、大谷翔平投手がよほど荒れない限りは勝てる可能性が高いでしょう。
【2022年】メジャーの日本人開幕投手は大谷翔平とダルビッシュ有!
「2年連続」で日本人投手が「2人」選ばれる快挙
2022年の日本人開幕投手には、エンゼルスの大谷翔平選手が決定しています。ダルビッシュ投手も開幕投手に指名されました!
同じ年に日本人開幕投手が2人選ばれるのは「2年連続」の快挙です!2021年は、ダルビッシュ有投手と前田健太投手が開幕投手を務めています。
2022年の大谷翔平投手とダルビッシュ有投手に期待しましょう!
参考:日本時代の大谷選手の開幕投手の成績
- 2015年:5回2/3 3安打1失点 勝ち投手
- 2016年:7回 5安打 負け投手
開幕戦の日程
2022年4月8日金曜日(日本時間)
2022年の開幕戦の結果
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
大谷翔平 | 2022 | エンゼルス | アストロズ | 1-3 | 4回2/3 1失点 | 負 |
大谷選手はメジャーリーグで初めて開幕投手を務め、4回2/3を1失点と素晴らしいピッチングを披露しました。2022年は労使交渉でキャンプ期間が短いため、球数は「80球」での降板となりました。おそらくイニングではなく球数で決まっていたのでしょう。
その後は「大谷ルール」によって打席に立ちますが、逆転はできず、そのまま負け投手になってしまいました。
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
ダルビッシュ有 | 2022 | パドレス | Dバックス | 2-4 | 6回 無失点 | – |
一方のダルビッシュ投手は、6回をノーヒットノーランに抑える最高のピッチング。しかし、4つの四死球があり、6回まで92球を投げていました。
結果、パドレスの監督は球数を考慮し、「ノーヒットノーランの可能性を残しながら」ダルビッシュ投手を7回から交代しました。
試合はそのままパドレスが勝利すると思いきや、元阪神の守護神であるスアレス投手が9回に乱れ、サヨナラ負けという結果に。ダルビッシュ投手には勝ち負けはつきませんでしたが、そのまま投げていたらと思ってしまいます。
参考:カーショーは7回まで完全試合も8回から降板
ドジャースのカーショー投手は4月14日(日本時間)の試合で7回まで完全試合を達成。しかし、ここでも球数が80球を迎えたため、7回で降板しました。メジャーリーグでいかに「球数」が重視されているかが分かりますよね。
おそらく日本のプロ野球であれば、完全試合が途切れるまで投げさせていたのではないでしょうか。
【2021年】メジャーの日本人開幕投手はダルビッシュ有と前田健太
前年の「サイヤング賞投票」で2位にランクインした2人
2021年の日本人開幕投手には、パドレスのダルビッシュ有投手と、ツインズの前田健太投手が指名されています。
同じ年に日本人開幕投手が2人選ばれるのは、2017年のダルビッシュ有投手と田中将大投手以来です。
なお、メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチによる開幕投手30人のランク付けでは、以下のようになっています。
ダルビッシュ有・・・4位
前田健太・・・9位
出典:MLB.jp 「MLB公式サイトが開幕投手30人をランク付け 1位はビーバー」
なお、2人とも2020年シーズンに「サイヤング賞投票」で2位にランクインしています。それほど2020年は素晴らしかった成績でした。
選手 | チーム | 試合 | 勝敗 | 防御率 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|
ダルビッシュ有 | カブス | 13 | 8勝4敗 | 2.01 | 93 | 0.96 |
前田健太 | ツインズ | 11 | 6勝1敗 | 2.70 | 80 | 0.75 |
2020年はコロナウイルスの影響により、シーズンは60試合のみでした
2021年の開幕戦の結果
2人とも5回を投げきれず、勝ち負けつかずでした。特に前田健太投手は、4回2/3のピンチで交代されてしまい、後続の投手が打たれて2失点となりました。
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
前田健太 | 2021 | MIN | MIL | 5-6 | 4回2/3 2失点 | - |
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
ダルビッシュ有 | 2021 | SD | ARI | 8-7 | 4回2/3 4失点 | - |
メジャーの日本人開幕投手の成績まとめ
こちらの項目では、日本人開幕投手の開幕戦の結果と、前年度の結果をまとめました。
開幕投手として選ばれるには、前年度に安定的な成績を残していることが分かります。
- 大谷翔平・・・2022年
- 前田健太・・・2021年
- ダルビッシュ有・・・2017年、2021年、2022年
- 田中将大・・・2015年、2016年、2017年、2019年
- 黒田博樹・・・2009年
- 松坂大輔・・・2008年
- 野茂英雄・・・2000年、2003年、2004年
まず2022年までの開幕戦の結果を以下の表にまとめました。
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
大谷翔平 | 2022 | LAA | HOU | 1-3 | 4回2/3 1失点 | 敗 |
ダルビッシュ有 | 2022 | SD | ARI | 2-4 | 6回 無失点 | - |
前田健太 | 2021 | MIN | MIL | 5-6 | 4回2/3 2失点 | - |
ダルビッシュ有 | 2021 | SD | ARI | 8-6 | 4回2/3 4失点 | - |
田中将大 | 2019 | NYY | BAL | 7-2 | 5回2/3 2失点 | 勝 |
ダルビッシュ有 | 2017 | TEX | CLE | 5-8 | 6回1/3 4失点 | - |
田中将大 | 2017 | NYY | TB | 3-7 | 2回2/3 7失点 | 敗 |
田中将大 | 2016 | NYY | HOU | 3-5 | 5回2/3 2失点 | ー |
田中将大 | 2015 | NYY | TOR | 1-6 | 4回 5失点 | 敗 |
黒田博樹 | 2009 | LAD | SD | 4-1 | 5回2/3 1失点 | 勝 |
松坂大輔 | 2008 | BOS | OAK | 6-5 | 5回 2失点 | ー |
野茂英雄 | 2004 | LAD | LAD | 2-8 | 5回 7失点 | 敗 |
野茂英雄 | 2003 | LAD | LAD | 8-0 | 9回 0失点 | 勝 |
野茂英雄 | 2000 | DET | OAK | 7-4 | 7回 3失点 | 勝 |
次の項目からそれぞれの選手に注目します。
大谷翔平のメジャーリーグ開幕戦での成績
2022年に初めて開幕戦で登板しました。
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
大谷翔平 | 2022 | LAA | HOU | 1-3 | 4回2/3 1失点 | 負け |
大谷選手はメジャーリーグで初めて開幕投手を務め、4回2/3を1失点と素晴らしいピッチングを披露しました。2022年は労使交渉でキャンプ期間が短いため、球数は「80球」での降板となりました。おそらくイニングではなく球数で決まっていたのでしょう。
その後は「大谷ルール」によって打席に立ちますが、逆転はできず、そのまま負け投手になってしまいました。
前田健太のメジャーリーグ開幕戦での成績
前田健太投手は2021年に初めて開幕投手に選手されました。
前田投手も「選ばれたことにビックリしている」と語っています。
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
前田健太 | 2021 | MIN | MIL | 5-6 | 4回2/3 2失点 | - |
なお、2020年シーズンはア・リーグのサイヤング賞投票で2位に入るなど、大活躍でした。
伝家の宝刀スライダーと、被打率が低いチェンジアップのコンビネーションが抜群でした。
あわやノーヒットノーランという試合もあり、メジャーにきて1番活躍したシーズンと言えるでしょう。
ダルビッシュ有のメジャーリーグ開幕戦での成績
ダルビッシュ投手は通算3度も開幕投手を務めています。
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
ダルビッシュ有 | 2022 | SD | ARI | 2-4 | 6回 無失点 | - |
ダルビッシュ有 | 2021 | SD | ARI | 8-7 | 4回2/3 4失点 | - |
ダルビッシュ有 | 2017 | TEX | CLE | 5-8 | 6回1/3 4失点 | - |
特に2022年は6回無失点の快投でした!しかし中継ぎ投手が打たれてしまい、残念ながら勝ち星はつきませんでした。
ただ、3度も開幕投手になっているということは、チームからかなり信頼されているということになりますね。
田中将大のメジャーリーグ開幕戦での成績
田中将大投手は、日本人最多の4度の開幕投手を務めています。
それほど安定した成績を残しており、首脳陣からの信頼も厚いからだと思われます。
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
田中将大 | 2019 | NYY | BAL | 7-2 | 5回2/3 2失点 | 勝 |
田中将大 | 2017 | NYY | TB | 3-7 | 2回2/3 7失点 | 敗 |
田中将大 | 2016 | NYY | HOU | 3-5 | 5回2/3 2失点 | ー |
田中将大 | 2015 | NYY | TOR | 1-6 | 4回 5失点 | 敗 |
結果をみると、2015年から2017年までは苦労しています。特に2017年は2回2/3で7失点と打ち込まれてしまいました。
それでも2019年には負けの経験を活かし、見事に勝ち投手になっています。
この時の田中投手は、「2017年の経験が活きた」と語っています。さすがの修正能力ですね。
開幕投手としての田中投手は全体的に苦労している印象ですが、開幕戦よりも重要視される「ポストシーズン」で快投するというイメージがメジャー関係者の中であるのでしょう。
例えば、負けたらシーズン終了のプレーオフでの試合で、「7回無失点」に抑えて勝ち投手となりました。
このようなことから「タナカはBig Game Picher(大きな試合で強い投手)」と評されるようになり、ヤンキースで1番信頼される投手として君臨していました。
この信頼があるからこそ、開幕投手に選ばれたと言えるでしょう。
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黒田博樹のメジャーリーグ開幕戦での成績
黒田博樹投手もドジャースで開幕投手を経験しています。5回2/3を1失点に抑え、見事に勝利投手になりました。
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
黒田博樹 | 2009 | LAD | SD | 4-1 | 5回2/3 1失点 | 勝 |
さすが黒田投手ですね。当時の監督であるトーリ監督は
“(Kuroda) has more experience at a high level, and he pitched in some important games the second half of (last) year.”
PRESS-TELEGRAM「Kuroda gets nod as Dodgers’ Opening Day starter」
(黒田は)高いレベルで経験を積んだ重圧に強い投手。(昨年)後半の重要な試合で投げてくれた。
と評価し、黒田投手を信頼していることが分かります。
もちろん、その前年に「9勝10敗 防御率3.73」という好成績を残したことも、その理由になるでしょう。また、プレーオフで2勝していることも影響していると思われます。
黒田投手は開幕投手に選ばれたことを、以下のように語っています。
光栄なこと。伝統ある球団の開幕投手を任され、責任を感じる。
(日本選手3人目で)これまでの2人のような素晴らしい投手と同じ役割で、すごくうれしい。
昨年地区優勝したチームの開幕投手というのもありがたい。
松坂大輔のメジャーリーグ開幕戦での成績
松坂大輔投手は、2008年に日本で開催される開幕戦で、レッドソックスの開幕投手として登板しました。
東京ドームでの「凱旋登板」ということで、多くの日本人ファンが訪れました。第1球目は多くのフラッシュがたかれ、凄まじい注目が集まった試合です。
結果は5回2失点で勝ち負けがつかずでした。しかし、四死球が多くなり、球数が増えてわずか5回での降板となってしまいました。
もっと投げて欲しかったというファンも多かったことでしょう。
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
松坂大輔 | 2008 | BOS | OAK | 6-5 | 5回 2失点 | ー |
なお、この試合はレッドソックスの岡島投手が中継ぎ投手として登板し、勝ち投手になっています。
レッドソックスの監督は、日本での開幕ということで松坂投手を選んだ感はあります。もちろん、前年度の成績が良かったことはいうまでもありません。
野茂英雄のメジャーリーグ開幕戦での成績
日本人メジャーリーガーのパイオニア、野茂英雄投手も3度開幕投手を経験しています。
もちろん、2000年の開幕投手として経験はは「日本人初のメジャー開幕投手」です。
そして「日本人開幕投手の初勝利」でもあります。
選手 | 年 | チーム | 対戦相手 | スコア | 成績 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
野茂英雄 | 2004 | LAD | LAD | 2-8 | 5回 7失点 | 敗 |
野茂英雄 | 2003 | LAD | LAD | 8-0 | 9回 0失点 | 勝 |
野茂英雄 | 2000 | DET | OAK | 7-4 | 7回 3失点 | 勝 |
2003年には完封もしており、開幕戦に強いという印象をファンに与えました。
しかし、2004年には残念ながら5回7失点と炎上し、負け投手になってしまいます。
それでも、日本人投手がメジャーリーグで通用するのか懐疑的だった時代に、初の日本人開幕投手となることは、「日本人投手の価値を証明した」と言えるのかもしれません。
メジャーと日本での開幕投手の価値観の違い
メジャーと日本では、開幕投手の価値観の違いがあります。
日本球団での開幕投手の価値観
日本での開幕投手というと、チームのエースが登板し、その年の顔となる選手です。開幕投手が誰になるかはキャンプ前から話題になります。
また、引退後に「開幕投手を何度経験」として引き合いに出されます。
つまり、開幕投手に大きな期待と価値が置かれているということです。
メジャーリーグでの開幕投手の価値観
一方でメジャーリーグの場合、開幕の1試合よりも、年間を通してローテーションを守ってイニングを稼ぐことを求められます。
また、1試合の重みであれば、開幕戦よりもポストシーズンのプレーオフでの1勝の方に、重きが置かれます。
もちろん、開幕投手が大事なことは間違いありませんし、メジャー関係者の中では大きな話題になります。
とはいえ、日本ほど重要視されていないことが分かるでしょう。
実際に、パドレスはダルビッシュ投手とスネル投手で開幕投手を迷っていたといいます。
結果的にダルビッシュ投手が開幕投手に選ばれますが、パドレスの監督が選んだ理由を以下のように述べています。
1戦目に右腕のダルビッシュ投手、2戦目に左腕のスネル投手、3戦目に右腕という組み合わせを気に入っている
管理人意訳
それでもメジャーリーグの開幕投手に選ばれることは凄い
メジャーリーグの開幕投手が、日本球界ほど名誉なことと扱われていない事実があります。
メジャーリーグでは開幕投手ということよりも、シーズンを通してローテーションを守ったか、プレーオフでどれだけ活躍したかが重要視されます。
それでも、メジャーリーグの開幕投手に選ばれることは相当凄いことです。
まずメジャーリーガーとなることが難しいです。その中でも、一流の成績を残し、監督やチームに信頼されることは、より難易度が高いです。
だからこそ、メジャーの開幕投手になることは、野球界の中でもほんの一握りの人のみが務めることができる、希少なものなのです。
たかが開幕戦とメジャー関係者は言うかもしれませんが、メジャーリーグで開幕投手を務めることは、やはり価値があることと思えます。
まとめ
この記事では、メジャーリーグで日本人開幕投手を務めた選手の成績や、日米の開幕投手の価値観の違いを紹介しました。
- 大谷翔平・・・2022年、2023年
- 前田健太・・・2021年
- ダルビッシュ有・・・2017年、2021年、2022年、2024年
- 田中将大・・・2015年、2016年、2017年、2019年
- 黒田博樹・・・2009年
- 黒田博樹・・・2009年
- 松坂大輔・・・2008年
- 野茂英雄・・・2000年、2003年、2004年
日本では開幕投手を名誉あることとして注目されます。
一方で、メジャーリーグでは注目は集めるものの、あくまでシーズン中の1試合という位置付けです。
それでも、メジャーリーグの開幕投手に選ばれる日本人投手達は凄いとしか言いようがありません。
2024年はダルビッシュ有投手が先発します。
ぜひ、メジャーリーグの開幕投手に注目していきましょう。
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