侍ジャパンのスタメンオーダーって誰になるのか気になりますよね。
僕的には
- 出塁率が高い柳田選手や吉田正尚選手を1~3番に配置
- 鈴木誠也選手を4番に固定して得点を稼ぐ
- 捕手は甲斐選手でガッチリ守る
というスタメンオーダーを予想します。なぜなら、国際大会では小細工がきかず、真の実力が試されるからです。
この記事では、野球観戦歴20年以上の筆者が
- プロ野球OBが予想するスタメンオーダーの比較と考察
- 筆者が考えるスタメンオーダー(本命、対抗、大穴)
- スタメンオーダーの比較から見えてくること
- 過去大会のスタメン(WBC,プレミア12,北京五輪)
の順でお伝えします。
試合結果に大きく影響するスタメンを考えることは、それだけでワクワクするものです。
この記事で様々なスタメンパターンや考え方を知ることができますので、ぜひあなたもスタメンを考えながら読み進めてくださいね。
もともとはメンバー発表前のスタメン予想記事です。
大会は既に終了し、日本が優勝して金メダルを獲得しました。
そのため、この記事は以下のような構成になっています。
前半:実際の大会時のスタメン一覧
後半:大会前のスタメン予想(プロ野球OB、筆者)
【結果】 オープニングラウンド(予選リーグ)のスタメン
実際のオリンピックでの日本のスタメンを紹介します。
まずは、オープニングラウンド(予選リーグ)のスタメンです。
- 1試合目(日本 vs ドミニカ)
- 2試合目(日本 vs メキシコ)
開幕戦(日本vsドミニカ) のスタメン(確定)
発表された日本のスタメンを記載します。対ドミニカ戦です。
*予想と異なるところに赤字にしました。
(守備)名前 | |
---|---|
1 | (DH)山田 哲人 |
2 | (遊)坂本 勇人 |
3 | (左)吉田 正尚 |
4 | (右)鈴木 誠也 |
5 | (一)浅村 栄斗 |
6 | (中)柳田 悠岐 |
7 | (二)菊池 涼介 |
8 | (三)村上 宗隆 |
9 | (捕)甲斐 拓也 |
P | (投)山本 由伸 |
ほぼ予想通りのメンバーとなりました。
予想と違う点も、ほぼ僕が指摘した点の通りになりました。
- 山田選手と浅村選手はファーストとDHが逆の場合がある
- 7番~9番は順番が入れ替わる可能性がある
やはり強化試合のスタメンとほぼ同じメンバーになりましたね!
センターの柳田選手も無事スタメン入りです。
2戦目(日本 vs メキシコ)のスタメン(確定)
オープニングラウンド2試合目のスタメンを記載します。対メキシコ戦です。
1戦目(日本 vs ドミニカ)と違う箇所を赤にしました。
(守備)名前 | |
---|---|
1 | (DH)山田 哲人 |
2 | (遊)坂本 勇人 |
3 | (左)吉田 正尚 |
4 | (右)鈴木 誠也 |
5 | (一)浅村 栄斗 |
6 | (中)柳田 悠岐 |
7 | (二)菊池 涼介 |
8 | (三)村上 宗隆 |
9 | (捕)甲斐 拓也 |
P | (投)森下 暢仁 |
オープニングラウンド1試合目と同じスタメンになりました。
違っていたのは先発投手だけです。1試合目の先発は山本由伸投手でしたが、2戦目は森下暢仁投手でした。
1試合目でサヨナラ勝ちしたので、あまりスタメンをいじりたくなかったのでしょう。
この試合では山田選手や坂本選手がホームランを放ち、甲斐選手が3安打するなどでメキシコに快勝。
下位打線から上位の山田選手や坂本選手へ上手くつなげる流れができています。
一方で1,2試合でノーヒットだった4番の鈴木誠也選手です。最後の打席でセンターオーバーかという打球を放ちましたが、結局はセンターフライでした。
紙一重だと思いますが、次の試合で4番の鈴木選手がそのままになるのか、下位打線になるのかなども注目です。
【結果】ノックアウトステージ(決勝リーグ)のスタメン
実際のオリンピックでの日本のスタメンを紹介します。
次に、ノックアウトステージ(決勝リーグ)のスタメンです。
【準々決勝】3戦目(日本 vs アメリカ)のスタメン(確定)
ノックアウトステージの1試合目、準々決勝のアメリカ戦のスタメンです。
結果として侍ジャパンの3試合目になります。
2戦目(日本 vs メキシコ)と違う箇所を赤にしました。
(守備)名前 | |
---|---|
1 | (DH)山田 哲人 |
2 | (遊)坂本 勇人 |
3 | (左)吉田 正尚 |
4 | (右)鈴木 誠也 |
5 | (一)浅村 栄斗 |
6 | (中)柳田 悠岐 |
7 | (二)菊池 涼介 |
8 | (三)村上 宗隆 |
9 | (捕)梅野 隆太郎 |
P | (投)田中将大 |
準々決勝ではバッテリーが今までと異なりました。
先発投手は田中将大投手、捕手は甲斐選手ではなく梅野選手でした。
田中投手はもともと予想されていましたね。
捕手を梅野選手にしたのは理由は2つあるでしょう。甲斐選手の疲労を考慮したという理由と、アメリカ戦ともう1試合戦うことを想定し、甲斐選手の配球を見せたくなかったという理由が予想されます。
それ以外の野手のスタメンはそのままです。
結果的に、心配された鈴木誠也選手は見事にホームランを放ちました。
試合も見事なサヨナラ勝ちでしたね。
【準決勝】 4戦目(日本 vs 韓国)のスタメン(確定)
ノックアウトステージの2試合目、準決勝の対韓国戦のスタメンです。
結果として侍ジャパンの4試合目になります。
準々決勝(日本 vs アメリカ)と違う箇所を赤にしました。
(守備)名前 | |
---|---|
1 | (二)山田 哲人 |
2 | (遊)坂本 勇人 |
3 | (DH)吉田 正尚 |
4 | (右)鈴木 誠也 |
5 | (一)浅村 栄斗 |
6 | (中)柳田 悠岐 |
7 | (左)近藤 健介 |
8 | (三)村上 宗隆 |
9 | (捕)甲斐 拓也 |
P | (投)山本 由伸 |
セカンドの菊池選手を下げて、近藤選手をスタメンにいれた打線です。韓国の先発が右のサイドスローなので、左打者を出したかったのでしょう。
7番の菊池選手のところに近藤選手が入ってレフト、セカンドは今までDHだった山田選手が守っています。
なお、1試合目から3試合目までレフトを守っていた吉田正尚選手は、DHで出場。
守備位置が少し異なる選手がいますが、全体的には今までと似たようなスタメンでした。
先発投手は開幕戦で投げた山本由伸投手です。
結果的に5-2と快勝しましたね。
【決勝】 5戦目 (日本 vs アメリカ)のスタメン(確定)
ノックアウトステージの3試合目、決勝のアメリカ戦のスタメンです。
結果として侍ジャパンの5試合目になります。
準決勝(日本 vs 韓国)と違う箇所を赤にしました。
(守備)名前 | |
---|---|
1 | (DH)山田 哲人 |
2 | (遊)坂本 勇人 |
3 | (左)吉田 正尚 |
4 | (右)鈴木 誠也 |
5 | (一)浅村 栄斗 |
6 | (中)柳田 悠岐 |
7 | (二)菊池 涼介 |
8 | (三)村上 宗隆 |
9 | (捕)甲斐 拓也 |
P | (投)森下 暢仁 |
オープニングラウンド2試合目と同じスタメンになりました。
先発投手も2試合目のメキシコ戦と同じ森下投手です。
準決勝ではレフトを近藤選手、セカンドを山田選手にしていましたが、決勝戦では元の打順と守備位置に戻りました。
これまでの流れが良かったので、打順も1,2試合目と同じ形にしたのでしょう。
注目はこれまで当っていなかった4番の鈴木誠也選手の打順を変えるのかどうかでした。プロ野球OBの中には、「鈴木誠也選手の打順を下げることもあり」という提言がありましたが、結果的にそのまま4番になりました。
このように、鈴木誠也選手は全試合で4番でスタメン出場しました。稲葉監督の信頼の証でしょう。
結果的に鈴木誠也選手は2安打を放ち、その期待に応えました。
【スタメン総括】ほぼ固定メンバーをスタメンで戦えた
日本は結果的に5連勝し、見事に優勝して金メダルを獲得しました。
その要因は投手陣の好投はもちろんのこと、スタメンをほとんど変えず、良い流れのまま戦えたことにあるでしょう。
以下が全試合のスタメンを表にしたものです。赤字が少し他の試合と異なるところです。
1試合目 vs ドミニカ | 2試合目 vs メキシコ | 準々決勝 vs アメリカ | 準決勝 vs 韓国 | 決勝 vs アメリカ | |
---|---|---|---|---|---|
1 | (DH)山田哲人 | (DH)山田哲人 | (DH)山田哲人 | (二)山田哲人 | (DH)山田哲人 |
2 | (遊)坂本勇人 | (遊)坂本勇人 | (遊)坂本勇人 | (遊)坂本勇人 | (遊)坂本勇人 |
3 | (左)吉田正尚 | (左)吉田正尚 | (左)吉田正尚 | (DH)吉田正尚 | (左)吉田正尚 |
4 | (右)鈴木誠也 | (右)鈴木誠也 | (右)鈴木誠也 | (右)鈴木誠也 | (右)鈴木誠也 |
5 | (一)浅村栄斗 | (一)浅村栄斗 | (一)浅村栄斗 | (一)浅村栄斗 | (一)浅村栄斗 |
6 | (中)柳田悠岐 | (中)柳田悠岐 | (中)柳田悠岐 | (中)柳田悠岐 | (中)柳田悠岐 |
7 | (二)菊池涼介 | (二)菊池涼介 | (二)菊池涼介 | (左)近藤健介 | (二)菊池涼介 |
8 | (三)村上宗隆 | (三)村上宗隆 | (三)村上宗隆 | (三)村上宗隆 | (三)村上宗隆 |
9 | (捕)甲斐拓也 | (捕)甲斐拓也 | (捕)梅野隆太郎 | (捕)甲斐拓也 | (捕)甲斐拓也 |
P | (投)山本由伸 | (投)森下暢仁 | (投)田中将大 | (投)山本由伸 | (投)森下暢仁 |
このように、ほとんどスタメンを固定して戦えました。
先発投手以外の唯一の違いは、
- 準々決勝のアメリカ戦で、捕手の甲斐選手の疲労などを考慮して梅野選手を起用したこと
- 準決勝の韓国戦で、相手先発が右のサイドスローだったので、左打者の近藤選手を7番で起用したこと
くらいです。
実際に、以下の選手は全試合で同じ打順でスタメン出場しました。
- 1番:山田哲人
- 2番:坂本勇人
- 3番:吉田正尚
- 4番:鈴木誠也
- 5番:浅村栄斗
- 6番:柳田悠岐
- 8番:村上宗隆
改めて一覧を見ると、まさに日本を代表するオールスターメンバーでしたね。
1,2番が出塁して3番の吉田選手らが返すという理想的な試合運びができていました。
これも勝ち続けられたからスタメンを固定できたのでしょう。どこかで負けていたら変わっていたかもしれません。
ただ、1試合目からベンチ入りメンバーを総動員して逆転サヨナラ勝ちするなど、実力は今大会No.1でした。どんな打順にしても優勝できたのかもしれませんね。
侍ジャパン、おめでとうございます!
強化試合のスタメン
ここからは大会前のスタメンを紹介してきます。
オリンピック前の強化試合のスタメンを記します。
強化試合1試合目のスタメン(侍ジャパンvs楽天)
侍ジャパン強化試合
— 野球日本代表 侍ジャパン 公式 (@samuraijapan_pr) July 24, 2021
侍ジャパン 対 東北楽天ゴールデンイーグルス
このあと12時プレイボール!本日の先発は山本由伸投手です。
侍ジャパン公式サイト試合速報https://t.co/ZwhHjoPvmY#侍ジャパン pic.twitter.com/i5uwawBsm5
(守備)名前 | |
---|---|
1 | (一)山田 哲人 |
2 | (遊)坂本 勇人 |
3 | (左)吉田 正尚 |
4 | (右)鈴木 誠也 |
5 | (DH)浅村 栄斗 |
6 | (三)村上 宗隆 |
7 | (中)近藤 健介 |
8 | (捕)甲斐 拓也 |
9 | (二)菊池 涼介 |
P | (投)山本 由伸 |
この日のセンターのスタメンは、柳田選手ではなく近藤選手でした。
柳田選手が脇腹痛のため、本職がセンターではない近藤選手が守っています。
結果、普段レフトを守ることが多い近藤選手は、目測を誤ってしまったシーンがありました。
その他で特徴的なのは、1番ファーストの山田選手です。柳田選手が1番を予想する声が多くありましたが、柳田選手はケガで欠場。
盗塁もできる山田選手が1番打者として座りました。
3番の吉田正尚選手、4番の鈴木誠也選手は予想通りでしょう。
強化試合2試合目のスタメン(侍ジャパンvs巨人)
ENEOS 侍ジャパン強化試合
— 野球日本代表 侍ジャパン 公式 (@samuraijapan_pr) July 25, 2021
侍ジャパン 対 読売ジャイアンツ
このあと18時プレイボール!先発は田中将大投手です。
侍ジャパン公式サイト試合速報https://t.co/GMEhD6za00#侍ジャパン pic.twitter.com/jb5cnUEeqF
(守備)名前 | |
---|---|
1 | (DH)山田 哲人 |
2 | (遊)坂本 勇人 |
3 | (左)吉田 正尚 |
4 | (右)鈴木 誠也 |
5 | (一)浅村 栄斗 |
6 | (中)柳田 悠岐 |
7 | (二)菊池 涼介 |
8 | (三)村上 宗隆 |
9 | (捕)梅野 隆太郎 |
P | (投)田中 将大 |
強化試合2試合目は、脇腹痛で心配されていた柳田選手が”本職”のセンターでスタメン復帰しました。
とはいえ、柳田選手は6番という中軸になっており、稲葉監督も慎重に起用しています。
サードのポジションは、村上選手が2試合連続でスタメン。セカンドは菊池選手が2試合連続です。
サードとセカンドは村上選手と菊池選手がスタメンになる確率が高いでしょう。
なお、ファーストは浅村選手でDHに山田選手。1試合目は逆でした。山田選手がファーストで、浅村選手がDHでした。浅村選手と山田選手の2人は、ファーストとDHで起用されるようです。
打順では調子の上がらない村上選手が8番になりましたが、本大会は調子によって変わるかもしれません。
東京オリンピックのスタメンオーダー予想【プロ野球OB】
正式メンバー発表前のスタメン予想です。
正式メンバーによるスタメン予想はこちら
プロ野球OBの侍ジャパンスタメン予想を考えていきます。
2021年5月後半に予想している次の4人を取り挙げて考えていきます。
- 谷繁元信氏
- 佐々木主浩氏
- 里崎智也氏
- 宮本慎也氏
独自の視点で解説されており、おもしろいです。
なぜ上記4人かというと、発表時期が揃っているため考察しやすいからです。
また、筆者のスタメン予想も同じく5月後半に行ったため、比較しやすさから取り挙げます。
上記の4人も原稿の締め切りがあるはずなので、5月中旬までの成績等で判断していると推測されます。
それぞれ要約とコメントをしていきます。
谷繁元信氏の侍ジャパンスタメン予想
谷繁元信氏の侍ジャパンスタメン予想です。日刊スポーツさんで2021年5月21日に掲載されています。
順 | 谷繫氏 | 佐々木氏 | 里崎氏 | 宮本氏 |
---|---|---|---|---|
1 | (中)柳田 | (中)柳田 | (中)大島 | (右)柳田 |
2 | (二)菊池 | (二)菊池 | (右)柳田 | (遊)坂本 |
3 | (一)村上 | (遊)坂本 | (左)吉田 | (左)吉田 |
4 | (右)鈴木 | (右)鈴木 | (一)浅村 | (一)浅村 |
5 | (指)吉田 | (三)村上 | (指)村上 | (指)村上 |
6 | (三)岡本 | (一)浅村 | (三)岡本 | (右)鈴木 |
7 | (左)佐藤 | (指)吉田 | (二)山田 | (三)岡本 |
8 | (遊)坂本 | (捕)甲斐 | (捕)梅野 | (捕)甲斐 |
9 | (捕)甲斐 | (左)周東 | (遊)源田 | (二)菊池 |
右打者と左打者がジグザグ打線になっていますね。
その理由を次のように語っています。
外国の投手はストライクゾーンの中で勝負してくることが多く、現状の力ならゾーン内は対応できる。
国際大会では未知数な部分も確かにある。だが逆に未知数なだけにみんなが何か困った時に一気に打開してくれそうな雰囲気がある。
日刊スポーツ | 7番佐藤輝明は起爆剤になり得る 谷繁氏が選ぶ侍ジャパンスタメン
佐藤選手の予想は正直ビックリしましたが、谷繫氏が捕手出身なので説得力がありますよね。
また、8番に坂本選手をおくことで、下位打線から上位打線につながりやすくなるとの指摘もありました。
4番に鈴木誠也選手を置いており、佐藤輝明選手以外は極めてオーソドックスなスタメンと言えそうです。
順 | 谷繫氏 | 佐々木氏 | 里崎氏 | 宮本氏 |
---|---|---|---|---|
1 | (中) 柳田 | (中) 柳田 | (中) 大島 | (右) 柳田 |
2 | (二) 菊池 | (二) 菊池 | (右) 柳田 | (遊) 坂本 |
3 | (一) 村上 | (遊) 坂本 | (左) 吉田 | (左) 吉田 |
4 | (右) 鈴木 | (右) 鈴木 | (一) 浅村 | (一) 浅村 |
5 | (指) 吉田 | (三) 村上 | (指) 村上 | (指) 村上 |
6 | (三) 岡本 | (一) 浅村 | (三) 岡本 | (右) 鈴木 |
7 | (左) 佐藤 | (指) 吉田 | (二) 山田 | (三) 岡本 |
8 | (遊) 坂本 | (捕) 甲斐 | (捕) 梅野 | (捕) 甲斐 |
9 | (捕) 甲斐 | (左) 周東 | (遊) 源田 | (二) 菊池 |
その理由を次のように語っています。
外国の投手はストライクゾーンの中で勝負してくることが多く、現状の力ならゾーン内は対応できる。
国際大会では未知数な部分も確かにある。だが逆に未知数なだけにみんなが何か困った時に一気に打開してくれそうな雰囲気がある。
日刊スポーツ | 7番佐藤輝明は起爆剤になり得る 谷繁氏が選ぶ侍ジャパンスタメン
佐藤選手の予想は正直ビックリしましたが、谷繫氏が捕手出身なので説得力がありますよね。
また、8番に坂本選手をおくことで、下位打線から上位打線につながりやすくなるとの指摘もありました。
4番に鈴木誠也選手を置いており、佐藤輝明選手以外は極めてオーソドックスなスタメンと言えそうです。
佐々木主浩氏の侍ジャパンスタメン予想
佐々木主浩氏の侍ジャパンスタメン予想です。日刊スポーツさんで2021年5月22日に掲載されています。
順 | 谷繫氏 | 佐々木氏 | 里崎氏 | 宮本氏 |
---|---|---|---|---|
1 | (中)柳田 | (中)柳田 | (中)大島 | (右)柳田 |
2 | (二)菊池 | (二)菊池 | (右)柳田 | (遊)坂本 |
3 | (一)村上 | (遊)坂本 | (左)吉田 | (左)吉田 |
4 | (右)鈴木 | (右)鈴木 | (一)浅村 | (一)浅村 |
5 | (指)吉田 | (三)村上 | (指)村上 | (指)村上 |
6 | (三)岡本 | (一)浅村 | (三)岡本 | (右)鈴木 |
7 | (左)佐藤 | (指)吉田 | (二)山田 | (三)岡本 |
8 | (遊)坂本 | (捕)甲斐 | (捕)梅野 | (捕)甲斐 |
9 | (捕)甲斐 | (左)周東 | (遊)源田 | (二)菊池 |
佐々木氏は
シンプルに「いい選手」を選んだ。
(中略)
打線はオーソドックスに一流の打者を並べた。
と語っています。また右打者と左打者のジグザグ打線を意識したそうです。
9番の周東選手が特徴ですね。周東選手が出塁し、足を使って上位打線につないで得点するパターンを狙っているとのこと。
周東選手以外は極めてオーソドックスなスタメンという印象です。
佐々木氏は「守備も意識した」と述べており、センターラインは堅実な守りになりそうです。
個人的には村上選手のサード守備は少し不安です。
順 | 谷繫氏 | 佐々木氏 | 里崎氏 | 宮本氏 |
---|---|---|---|---|
1 | (中) 柳田 | (中) 柳田 | (中) 大島 | (右) 柳田 |
2 | (二) 菊池 | (二) 菊池 | (右) 柳田 | (遊) 坂本 |
3 | (一) 村上 | (遊) 坂本 | (左) 吉田 | (左) 吉田 |
4 | (右) 鈴木 | (右) 鈴木 | (一) 浅村 | (一) 浅村 |
5 | (指) 吉田 | (三) 村上 | (指) 村上 | (指) 村上 |
6 | (三) 岡本 | (一) 浅村 | (三) 岡本 | (右) 鈴木 |
7 | (左) 佐藤 | (指) 吉田 | (二) 山田 | (三) 岡本 |
8 | (遊) 坂本 | (捕) 甲斐 | (捕) 梅野 | (捕) 甲斐 |
9 | (捕) 甲斐 | (左) 周東 | (遊) 源田 | (二) 菊池 |
佐々木氏は
シンプルに「いい選手」を選んだ。
(中略)
打線はオーソドックスに一流の打者を並べた。
と語っています。また右打者と左打者のジグザグ打線を意識したそうです。
9番の周東選手が特徴ですね。周東選手が出塁し、足を使って上位打線につないで得点するパターンを狙っているとのこと。
周東選手以外は極めてオーソドックスなスタメンという印象です。
佐々木氏は「守備も意識した」と述べており、センターラインは堅実な守りになりそうです。
個人的には村上選手のサード守備は少し不安です。
里崎智也氏の侍ジャパンスタメン予想
里崎智也氏の侍ジャパンスタメン予想です。日刊スポーツさんで2021年5月23日に掲載されています。
順 | 谷繫氏 | 佐々木氏 | 里崎氏 | 宮本氏 |
---|---|---|---|---|
1 | (中)柳田 | (中)柳田 | (中)大島 | (右)柳田 |
2 | (二)菊池 | (二)菊池 | (右)柳田 | (遊)坂本 |
3 | (一)村上 | (遊)坂本 | (左)吉田 | (左)吉田 |
4 | (右)鈴木 | (右)鈴木 | (一)浅村 | (一)浅村 |
5 | (指)吉田 | (三)村上 | (指)村上 | (指)村上 |
6 | (三)岡本 | (一)浅村 | (三)岡本 | (右)鈴木 |
7 | (左)佐藤 | (指)吉田 | (二)山田 | (三)岡本 |
8 | (遊)坂本 | (捕)甲斐 | (捕)梅野 | (捕)甲斐 |
9 | (捕)甲斐 | (左)周東 | (遊)源田 | (二)菊池 |
私の基準はすぐに試合が始まるという前提で選んだ。菅野、坂本、菊池涼、鈴木誠はコンディションが万全ならば当然選ばれるところだが、今回は外した。
日刊スポーツ | 投手のオールマイティー枠に青柳 里崎氏が選ぶ侍ジャパンスタメン
里崎氏はこのように述べており、5月末時点で離脱している選手以外で選んだそうです。
そのため鈴木誠也選手の代わりに浅村選手を4番にし、ショートには坂本選手ではなく源田選手を選出しています。
ポイントは、2~7番はホームランが打てる強力打線ということです。
9番の源田選手と1番の大島選手が出塁すれば、ビッグイニングが望めそうな打線ですね。
順 | 谷繫氏 | 佐々木氏 | 里崎氏 | 宮本氏 |
---|---|---|---|---|
1 | (中) 柳田 | (中) 柳田 | (中) 大島 | (右) 柳田 |
2 | (二) 菊池 | (二) 菊池 | (右) 柳田 | (遊) 坂本 |
3 | (一) 村上 | (遊) 坂本 | (左) 吉田 | (左) 吉田 |
4 | (右) 鈴木 | (右) 鈴木 | (一) 浅村 | (一) 浅村 |
5 | (指) 吉田 | (三) 村上 | (指) 村上 | (指) 村上 |
6 | (三) 岡本 | (一) 浅村 | (三) 岡本 | (右) 鈴木 |
7 | (左) 佐藤 | (指) 吉田 | (二) 山田 | (三) 岡本 |
8 | (遊) 坂本 | (捕) 甲斐 | (捕) 梅野 | (捕) 甲斐 |
9 | (捕) 甲斐 | (左) 周東 | (遊) 源田 | (二) 菊池 |
私の基準はすぐに試合が始まるという前提で選んだ。
菅野、坂本、菊池涼、鈴木誠はコンディションが万全ならば当然選ばれるところだが、今回は外した。
日刊スポーツ | 投手のオールマイティー枠に青柳 里崎氏が選ぶ侍ジャパンスタメン
里崎氏はこのように述べており、5月末時点で離脱している選手以外で選んだそうです。
そのため鈴木誠也選手の代わりに浅村選手を4番にし、ショートには坂本選手ではなく源田選手を選出しています。
ポイントは、2~7番はホームランが打てる強力打線ということです。
9番の源田選手と1番の大島選手が出塁すれば、ビッグイニングが望めそうな打線ですね。
宮本慎也氏の侍ジャパンスタメン予想
宮本慎也氏の侍ジャパンスタメン予想です。日刊スポーツさんで2021年5月26日に掲載されています。
順 | 谷繫氏 | 佐々木氏 | 里崎氏 | 宮本氏 |
---|---|---|---|---|
1 | (中)柳田 | (中)柳田 | (中)大島 | (右)柳田 |
2 | (二)菊池 | (二)菊池 | (右)柳田 | (遊)坂本 |
3 | (一)村上 | (遊)坂本 | (左)吉田 | (左)吉田 |
4 | (右)鈴木 | (右)鈴木 | (一)浅村 | (一)浅村 |
5 | (指)吉田 | (三)村上 | (指)村上 | (指)村上 |
6 | (三)岡本 | (一)浅村 | (三)岡本 | (右)鈴木 |
7 | (左)佐藤 | (指)吉田 | (二)山田 | (三)岡本 |
8 | (遊)坂本 | (捕)甲斐 | (捕)梅野 | (捕)甲斐 |
9 | (捕)甲斐 | (左)周東 | (遊)源田 | (二)菊池 |
宮本氏の予想の特徴は、2番に坂本選手、4番に浅村選手を入れることでしょう。坂本選手はバントしない攻撃的な2番になりそうです。
4番は鈴木誠也選手を予想する方が多い中、浅村選手の勝負強さを考慮したのかもしれません。
宮本氏は坂本選手について次のように語り、ショートが誰になるのか注目しています。
あくまでも現時点での選考で、一番の問題はケガで離脱中の巨人坂本の状態。年齢や実績、実力的にもチームの支柱になる選手。
日刊スポーツ | 一番のキーマンはオリックス山本由伸 宮本氏が選ぶ侍ジャパンスタメン
(中略)
どのような状態で戻ってこられるか、こられないかによってメンバー構成や戦術面で大きく変わる。
順 | 谷繫氏 | 佐々木氏 | 里崎氏 | 宮本氏 |
---|---|---|---|---|
1 | (中) 柳田 | (中) 柳田 | (中) 大島 | (右) 柳田 |
2 | (二) 菊池 | (二) 菊池 | (右) 柳田 | (遊) 坂本 |
3 | (一) 村上 | (遊) 坂本 | (左) 吉田 | (左) 吉田 |
4 | (右) 鈴木 | (右) 鈴木 | (一) 浅村 | (一) 浅村 |
5 | (指) 吉田 | (三) 村上 | (指) 村上 | (指) 村上 |
6 | (三) 岡本 | (一) 浅村 | (三) 岡本 | (右) 鈴木 |
7 | (左) 佐藤 | (指) 吉田 | (二) 山田 | (三) 岡本 |
8 | (遊) 坂本 | (捕) 甲斐 | (捕) 梅野 | (捕) 甲斐 |
9 | (捕) 甲斐 | (左) 周東 | (遊) 源田 | (二) 菊池 |
宮本氏の予想の特徴は、2番に坂本選手、4番に浅村選手を入れることでしょう。坂本選手はバントしない攻撃的な2番になりそうです。
4番は鈴木誠也選手を予想する方が多い中、浅村選手の勝負強さを考慮したのかもしれません。
宮本氏は坂本選手について次のように語り、ショートが誰になるのか注目しています。
あくまでも現時点での選考で、一番の問題はケガで離脱中の巨人坂本の状態。年齢や実績、実力的にもチームの支柱になる選手。
日刊スポーツ | 一番のキーマンはオリックス山本由伸 宮本氏が選ぶ侍ジャパンスタメン
(中略)
どのような状態で戻ってこられるか、こられないかによってメンバー構成や戦術面で大きく変わる。
その他のプロ野球OBの侍ジャパンスタメン予想
全ての予想記事を載せることは難しいため、その他のプロ野球選手OBの予想は以下にリンクを載せます。
一言ずつコメントしていきます。
2021年5月初旬の予想記事
前田幸長氏
スタメン予想ではなく、メンバー入りする24人の予想記事です。主に投手陣についてコメントしています。
この時点では「西武の増田投手」「ソフトバンクの森投手」が予想されています。2人とも現時点ではケガや不調で離脱中なので、投手陣の予想は難しいですね。
野手は鈴木誠也選手を中心としたほぼ王道のメンバーでした。捕手を甲斐選手、梅野選手、会沢選手の3人体制を予想している点も特徴だと感じます。
伊原春樹氏
伊原氏もスタメン予想ではなく、24人のメンバー予想でした。しかし、スタメンに抜擢する選手についても言及しています。
新人の牧選手をファーストで使いたいという大胆予想です。セカンドは菊池選手と述べており、浅村選手は「控え野手」と記載している点が驚き。ただ、浅村選手は「DH」として使うということなのでしょう。
また、サードとして岡本選手や村上選手を選んでいません。サードを本職ではない坂本選手や周東選手が守るのか、その1点が不可解な予想です。
2021年6月初旬の予想記事
山本昌氏
1番の特徴は、サードを岡本選手ではなく阪神の大山選手にしていることです。その理由を「彼の長所は打率を残せる上に、長打も打てる点。三塁守備も安定しています」と述べています。
また、捕手として西武の森友哉選手をポイントに挙げています。それ以外のスタメン野手は王道メンバーでした。
特に外野手の吉田選手、柳田選手、鈴木誠也選手を上位打線に置いている点は、私も完全に同意するスタメンオーダーです。
ショートは坂本選手ではなく源田選手を選んでいますが、山本氏は坂本選手のケガの影響を心配しています。「本来であれば、2番・遊撃に入れたい選手でした。」と述べています。
岩瀬仁紀氏
岩瀬氏はメンバーの24人ではなく「絶対に外せない19人」を選んでいます。この中でスタメンも発表しています。
投手目線で「対戦したら嫌だな……」と感じるメンバーを選んでみました。
web Sportiva | 岩瀬仁紀が東京五輪「侍ジャパン」に絶対に入れるべき19人を選出
特徴は7番のDH近藤選手です。迷ったすえに「バットコントロールのよさは球界トップクラス。選球眼がよく、四球を選べる利点も買いました。」と選出理由を語っています。
他のメンバーは王道メンバーだなという印象です。
サードを岡本選手ではなくヤクルトの村上選手にしている点もポイントになるなと感じます。
東京オリンピックのスタメンオーダー予想【本命・対抗・大穴】
ここからは野球観戦を20年以上続ける筆者が、3種類(本命、対抗、大穴)のスタメンを予想します。
【本命、対抗、大穴とは】
競馬や競輪などのギャンブルで使われる用語です。当たる確率をあらわします。
本命:勝つ確率が1番高そうな馬
対抗:勝つ確率が2番目に高そうな馬
大穴:勝つ確率は低いが、もしかしたら当たるかもと思わせる馬
1番自信があるのは本命のスタメンです!順に説明します。
前提として、メンバー24人の予想も紹介しておきます。メンバー予想は以下に詳しく書いています。
投手のメンバー予想
役割 | 名前 | チーム |
---|---|---|
先発 | 山本由伸 | オリックス |
先発 | 田中将大 | 楽天 |
先発 | 大野雄大 | 中日 |
先発 | 菅野智之 | 巨人 |
先発 | 森下暢仁 | 広島 |
中継ぎ | 宮城大弥 | オリックス |
中継ぎ | 青柳晃洋 | 阪神 |
中継ぎ,抑え | 平良海馬 | 西武 |
中継ぎ,抑え | 松井裕樹 | 楽天 |
抑え | 栗林良吏 | 広島 |
野手のメンバー予想
ポジション | 名前 | チーム |
---|---|---|
捕手 | 甲斐拓也 | ソフトバンク |
捕手 | 梅野隆太郎 | 阪神 |
一塁手,三塁手 | 村上宗隆 | ヤクルト |
一塁手,二塁手 | 浅村栄斗 | 楽天 |
二塁手,一塁手 | 山田哲人 | ヤクルト |
二塁手 | 菊池涼介 | 広島 |
遊撃手 | 坂本勇人 | 巨人 |
遊撃手 | 源田壮亮 | 西武 |
遊撃手,二塁手, 外野手 | 周東佑京 | ソフトバンク |
三塁手 | 岡本和真 | 巨人 |
外野手 | 柳田悠岐 | ソフトバンク |
外野手 | 鈴木誠也 | 広島 |
外野手 | 吉田正尚 | オリックス |
外野手,捕手, 三塁手 | 栗原陵矢 | ソフトバンク |
*私の予想からは外しましたが、以下の選手はメンバー入りを示唆する憶測記事がスポーツ誌で掲載されています。
- 柳投手(中日)
- 岩崎投手(阪神)
- 佐藤輝選手(阪神)
- 中川投手(巨人)
- 則本選手(楽天)
- 近藤選手(日本ハム)
スタメン予想(本命)
まず本命(1番予想)のスタメンです。
打順 | 本命 | 対抗 | 大穴 |
---|---|---|---|
1 | (中)柳田 | (二)山田 | (遊)坂本 |
2 | (二)菊池 | (遊)源田 | (左)吉田 |
3 | (左)吉田 | (中)柳田 | (中)柳田 |
4 | (右)鈴木 | (右)鈴木 | (右)鈴木 |
5 | (一)浅村 | (一)村上 | (指)近藤 |
6 | (指)村上 | (三)岡本 | (一)浅村 |
7 | (三)岡本 | (左)吉田 | (三)佐藤 |
8 | (遊)坂本 | (指)坂本 | (捕)甲斐 |
9 | (捕)甲斐 | (捕)梅野 | (二)菊池 |
ポイント
- 2番セカンド菊池
- DHは村上
- ショートは坂本が復帰が前提
王道メンバーを選んだつもりです。
2番は小技が使える菊池選手にしました。繋ぎが国際大会で大事になるはずだからです。
村上選手は守備に不安があるため(元捕手)、6番DHにします。5番の浅村選手と打順を入れ替えてもおもしろいと感じます。
ショートは坂本選手が復帰するのが前提です。負担をかけたくないのと、下位打線からチャンスをつくりたいので8番としました。
スタメン予想(対抗)
次に対抗(2番目予想)のスタメンです。
打順 | 本命 | 対抗 | 大穴 |
---|---|---|---|
1 | (中)柳田 | (二)山田 | (遊)坂本 |
2 | (二)菊池 | (遊)源田 | (左)吉田 |
3 | (左)吉田 | (中)柳田 | (中)柳田 |
4 | (右)鈴木 | (右)鈴木 | (右)鈴木 |
5 | (一)浅村 | (一)村上 | (指)近藤 |
6 | (指)村上 | (三)岡本 | (一)浅村 |
7 | (三)岡本 | (左)吉田 | (三)佐藤 |
8 | (遊)坂本 | (指)坂本 | (捕)甲斐 |
9 | (捕)甲斐 | (捕)梅野 | (二)菊池 |
ポイント
- 1番セカンド山田の攻撃的布陣
- ショートは源田、坂本はDH
- 捕手は梅野
足も使えてパンチ力がある山田選手の1番となる打線です。出塁というよりは、いきなり長打やホームランを浴びせる狙いです。
一方でケガ明けの坂本選手はDHにし、ショートは守備の安定感のある源田選手が守ります。
捕手は梅野選手にして、粘りのある打席を期待します。
全体的にバランスのとれたスタメンだと思います。
スタメン予想(大穴)
最後に大穴(確率は低いが期待)予想です。
打順 | 本命 | 対抗 | 大穴 |
---|---|---|---|
1 | (中)柳田 | (二)山田 | (遊)坂本 |
2 | (二)菊池 | (遊)源田 | (左)吉田 |
3 | (左)吉田 | (中)柳田 | (中)柳田 |
4 | (右)鈴木 | (右)鈴木 | (右)鈴木 |
5 | (一)浅村 | (一)村上 | (指)近藤 |
6 | (指)村上 | (三)岡本 | (一)浅村 |
7 | (三)岡本 | (左)吉田 | (三)佐藤 |
8 | (遊)坂本 | (指)坂本 | (捕)甲斐 |
9 | (捕)甲斐 | (捕)梅野 | (二)菊池 |
ポイント
- サードは佐藤輝明、DHは近藤
- 1番ショート坂本
- 2番~6番は強打者・好打者揃い
大穴として佐藤輝明選手のサード起用を予想します。また、近藤選手のDHにし、ポイントゲッターの5番にする点もありえるなと。
ショートは坂本選手が復帰し、1番打者として出塁してくれることを期待します。
2番の吉田選手は出塁率の高さから選びました。
2番から6番は誰でも打点を稼ぐことができ、7番の佐藤選手はホームランか三振かの怖さをもっています。
スタメン予想の比較と考察(プロ野球OB vs 筆者の本命・対抗・大穴)
この項目では、プロ野球OBの4人と私の3つの予想を比較していきます。
順 | 谷繫氏 | 佐々木氏 | 里崎氏 | 宮本氏 | 本命 | 対抗 | 大穴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (中)柳田 | (中)柳田 | (中)大島 | (右)柳田 | (中)柳田 | (二)山田 | (遊)坂本 |
2 | (二)菊池 | (二)菊池 | (右)柳田 | (遊)坂本 | (二)菊池 | (遊)源田 | (左)吉田 |
3 | (一)村上 | (遊)坂本 | (左)吉田 | (左)吉田 | (左)吉田 | (中)柳田 | (中)柳田 |
4 | (右)鈴木 | (右)鈴木 | (一)浅村 | (一)浅村 | (右)鈴木 | (右)鈴木 | (右)鈴木 |
5 | (指)吉田 | (三)村上 | (指)村上 | (指)村上 | (一)浅村 | (一)村上 | (指)近藤 |
6 | (三)岡本 | (一)浅村 | (三)岡本 | (右)鈴木 | (指)村上 | (三)岡本 | (一)浅村 |
7 | (左)佐藤 | (指)吉田 | (二)山田 | (三)岡本 | (三)岡本 | (左)吉田 | (三)佐藤 |
8 | (遊)坂本 | (捕)甲斐 | (捕)梅野 | (捕)甲斐 | (遊)坂本 | (指)坂本 | (捕)甲斐 |
9 | (捕)甲斐 | (左)周東 | (遊)源田 | (二)菊池 | (捕)甲斐 | (捕)梅野 | (二)菊池 |
順 | 谷繫氏 | 佐々木氏 | 里崎氏 | 宮本氏 | 本命 | 対抗 | 大穴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (中) 柳田 | (中) 柳田 | (中) 大島 | (右) 柳田 | (中) 柳田 | (二) 山田 | (遊) 坂本 |
2 | (二) 菊池 | (二) 菊池 | (右) 柳田 | (遊) 坂本 | (二) 菊池 | (遊) 源田 | (左) 吉田 |
3 | (一) 村上 | (遊) 坂本 | (左) 吉田 | (左) 吉田 | (左) 吉田 | (中) 柳田 | (中) 柳田 |
4 | (右) 鈴木 | (右) 鈴木 | (一) 浅村 | (一) 浅村 | (右) 鈴木 | (右) 鈴木 | (右) 鈴木 |
5 | (指) 吉田 | (三) 村上 | (指) 村上 | (指) 村上 | (一) 浅村 | (一) 村上 | (指) 近藤 |
6 | (三) 岡本 | (一) 浅村 | (三) 岡本 | (右) 鈴木 | (指) 村上 | (三) 岡本 | (一) 浅村 |
7 | (左) 佐藤 | (指) 吉田 | (二) 山田 | (三) 岡本 | (三) 岡本 | (左) 吉田 | (三) 佐藤 |
8 | (遊) 坂本 | (捕) 甲斐 | (捕) 梅野 | (捕) 甲斐 | (遊) 坂本 | (指) 坂本 | (捕) 甲斐 |
9 | (捕) 甲斐 | (左) 周東 | (遊) 源田 | (二) 菊池 | (捕) 甲斐 | (捕) 梅野 | (二) 菊池 |
共通点
共通点は以下の通りです。
- 共通で選ばれるメンバーがいる(柳田、鈴木、吉田、坂本、甲斐、岡本など)
- 4番はほぼ鈴木誠也選手(または浅村選手)
- 柳田選手は1~3番
- ジグザグ打線(左打者はなるべく続かせない)
異なる点
各予想で異なる点は次の通りです。
- 二塁手は菊池か、山田か
- DHをどう使うか(村上か、吉田か、ケガ明けの坂本か)
- 2番を小技が使える選手にするか、攻撃型の選手にするか(例:菊池 or 柳田・坂本)
ポイントやキーマンは誰か
以上のことから、ポイントとなる点やキーマンは次のような点でしょう。
- 小技が使える選手、走れる選手をどう使うか
- 1,2,3番をどう組み立てるか=打席が多く回る
- 三塁手と遊撃手の守備をどう考えるか(村上選手のサード守備は不安、坂本選手はケガ明け)
選ばれるかは稲葉監督と首脳陣の指向に合うか
実際にメンバーに選ばれれてスタメンとなるには、稲葉監督と首脳陣の指向(やりたい戦術)に合うかどうかが大事になるでしょう。
具体的には
- これまでの国際試合の経験値
- 今シーズンの成績や調子・勢い
- 稲葉監督のやりたい野球(戦術)の理解度と実現度
をどれくらい評価するかがポイントになりそうです。
また、実際の試合のスタメンは、次の要素で流動的になるはずです。
- 相手チームのレベル
- 先発投手が右投げか左投げか
- 日本の打者の調子や疲労度
第2回プレミア12(2019)のスタメン
ここから過去の国際大会のスタメンを見ていきましょう。1番最近の国際大会を取り挙げます。
まずは、第2回プレミア12(2019)のスタメンです。第2回プレミア12(2019)では、決勝で韓国に勝利して見事に優勝しました。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
韓国 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 1 |
日本 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 5 | 7 | 1 |
打順 | 守備 | 名前 | 背番号 |
---|---|---|---|
1 | 一 | 山田 哲人 | 1 |
2 | 遊 | 坂本 勇人 | 6 |
3 | 中 | 丸 佳浩 | 9 |
4 | 右 | 鈴木 誠也 | 51 |
5 | 指 | 浅村 栄斗 | 3 |
6 | 三 | 外崎 修汰 | 5 |
7 | 左 | 近藤 健介 | 8 |
8 | 捕 | 會澤 翼 | 27 |
9 | 二 | 菊池 涼介 | 4 |
ー | 投 | 山口 俊 | 18 |
第4回WBC(2017)のスタメン
次に第4回WBC(2017)のスタメンです。
最終結果は3位でしたが、その前のアメリカ戦(準決勝)が白熱した試合だったので、その試合のスタメンを取り挙げます。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
米国 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 | 0 |
日本 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 |
打順 | 守備 | 名前 | 背番号 |
---|---|---|---|
1 | 指 | 山田 哲人 | 23 |
2 | 二 | 菊池 涼介 | 4 |
3 | 右 | 青木 宣親 | 7 |
4 | 左 | 筒香 嘉智 | 25 |
5 | 一 | 中田 翔 | 13 |
6 | 遊 | 坂本 勇人 | 6 |
7 | 三 | 松田 宣浩 | 3 |
8 | 中 | 秋山 翔吾 | 55 |
9 | 捕 | 小林 誠司 | 22 |
ー | 投 | 菅野 智之 | 11 |
北京オリンピック(2008)のスタメン
最後に2008年の北京オリンピックです。最後の試合ではなく、準決勝のスコアとスタメンを紹介します。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
日本 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 2 |
韓国 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 | X | 6 | 10 | 1 |
打順 | 守備 | 名前 | 背番号 |
---|---|---|---|
1 | 指 | 西岡 剛 | 7 |
2 | 二 | 荒木 雅博 | 2 |
3 | 中 | 青木 宣親 | 23 |
4 | 一 | 新井 貴浩 | 25 |
5 | 右 | 稲葉 篤紀 | 41 |
6 | 三 | 中島 裕之 | 3 |
7 | 左 | G.G.佐藤 | 46 |
8 | 捕 | 矢野 輝弘 | 39 |
9 | 遊 | 川﨑 宗則 | 52 |
ー | 投 | 杉内 俊哉 | 47 |
【まとめ】固定のスタメンはではなく流動的になりそう
この記事では、プロ野球OBの侍ジャパンのスタメン予想を比較しつつ、筆者のスタメン予想をお伝えしました。
どの予想も似ている点はありますが、細かいところは流動的になりそうです。なぜなら、
- 予想だけで多くのバリデーションがある
- 大会中の選手の調子によって変わる
- 相手先発投手が右投げか左投げによって変わる
からです。
ただし、中心メンバーは変わらないはずです。
- 柳田選手
- 鈴木選手
- 坂本選手
岡本選手- 甲斐選手
彼らを中心にスタメン予想をしつつ、各試合を楽しみましょう。