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【NPB】9回で打ち切りと開始時間前倒しの影響とは?ファンの反応は?【プロ野球2021】

プロ野球の開幕直前になり、以下のことが発表されました(2021年3月18日)。

今季は延長戦を行わず9回で打ち切りとし、一部の試合で開始時間を早める方針を固めた。

出典:日刊スポーツ『プロ野球延長行わず9回打ち切り開始時間も前倒しへ

いずれも、新型コロナウイルス感染拡大を受けた「営業時間短縮要請」に対応することが理由です。

2020年のプロ野球では、延長は10回まででした。2021年シーズンはそれよりも短い「延長戦なし」になります。

また、開始時間を前倒しとなる試合もあるようです。

そこでこの記事では、野球観戦歴20年以上の筆者が、上記の影響を考えてみました。また、プロ野球ファンの反応をまとめています。

この記事をもとに、今回の変更の影響を考えるヒントにしてください。

チームに有利になるかどうかを気にしている方々の反応はこちらからどうぞ >> 参考:応援しているチームへの影響はどう?各チームへの有利予想ツイートまとめ

随時更新予定です。

目次

2021年のプロ野球は9回で打ち切り!考えられる影響は

2021年のプロ野球は9回で打ち切られることが決まりました。言い換えると、延長戦はないということです。

この章では、9回で打ち切られることによって、考えられる影響をリストアップしました。

試合結果への影響

まず試合結果への影響です。

引き分けが多くなる

まずは引き分けが多くなります。

昨年までの延長戦がなくなるわけなので、延長戦分が全て引き分けとなります。

2020年シーズンの引き分け数は、以下の表の通りです。

チーム勝利敗北引分
巨人67458
阪神60537
中日60555
DeNA56586
広島525612
ヤクルト416910
2020年のセ・リーグのチーム勝敗

セ・リーグは、各チームの引き分けは5~10試合前後でした。

広島カープの12試合が最多です。

後述するパ・リーグの引き分け数よりも多い理由は、投手が打順に組み合みこまれていることで、パ・リーグよりも得点差が生まれにくいことでしょう。

チーム勝利敗北引分
ソフトバンク73425
ロッテ60573
西武58584
楽天55578
日本ハム53625
オリックス45677
2020年のパ・リーグのチーム勝敗

一方で、パ・リーグの各チームの引き分けは、全て10試合以下でした。

楽天ゴールデンイーグルスの8試合が最多です。

引き分け数が少ない理由は、9回までに決着がつきやすいのか、延長戦でもどちらかのチームが勝ち越していることが考えられます。

このように、2020年シーズンは、引き分け数の最大は広島カープの12試合でした。

しかし、2021年はもっと多くなることは間違いないでしょう。引き分けが20試合以上となるチームもでてくることが予想されます。

サヨナラ勝ちは少なくなる

サヨナラ勝ちやサヨナラ負けの回数も少なくなります。

これは、延長戦がなくなるからです。延長があれば、その回数だけサヨナラ勝ちできる確率が上がります。

2020年シーズンでは延長10回まで試合していたので、10回裏にサヨナラ勝ちとなる可能性がありました。

しかし、9回で打ち切られる2021年シーズンでは、9回裏の1回しかチャンスがありません。

このように、サヨナラ勝ちが少なくなるので、野球ファンにとって楽しみが減ってしまうでしょう。

参考記事:サヨナラ勝ちの由来を調べてみた~2018年、平成よサヨナラ~

メジャーリーグと真逆。メジャーリーグでは引き分けない

メジャーリーグには引き分けがありません。勝ち負けがつくまで試合を続けるのです。

そのため、昔は深夜になっても試合が終わらないこともありました。

しかし、2020年のメジャーリーグでは、延長からタイブレークを導入しました。コロナウイルス対策として、早めに試合を終わらせるためです。延長からは、毎回ノーアウト二塁から開始という制度です。

延長タイブレーク制を採用(延長10回以降は常に無死二塁からイニングを開始する。この走者が生還しても投手の自責点にはならない)。レギュラーシーズンのみ採用され、ポストシーズンは対象外。

Wikipedia『2020年のメジャーリーグベースボール

勝ち負けをハッキリさせるアメリカらしい制度ですよね。

一方で、2021年の日本のプロ野球では「9回で打ち切り」となり、全てが引き分けになります。「引き分けなら文句ないでしょ」という日本人らしい発想かもしれませんね。

選手と試合中の戦術への影響

実際にプレーする選手と、首脳陣の試合中の作戦への影響を見ていきます。

良い中継ぎがどんどん使われ、先発の交代が早くなる

延長戦で投げる投手を考えなくてよいので、首脳陣は早め早めに中継ぎ投手を投げさせることができます。

そのため、早いイニングから中継ぎ投手が使われるでしょう。それはつまり、先発投手の交代が早くなるということです。

いつも7回まで投げていた先発投手が、今シーズンは6回で交代になることもあるでしょう。

そうなると、得点も少なくなるでしょう。というのも、一般的には、1巡目よりも2巡目、2巡目よりも3巡目の方が、打者が打ちやすいからです。実際に打率なども2巡目、3巡目の方が良くなっているというデータもあります。

これは、単純に打者がその投手に慣れるからでしょう。同じ投手でも日によって調子が違うので、そこにだんだんと慣れていき、打てるということです。

しかし、打者が先発投手に慣れたところで中継ぎ投手がでてくれば、抑えられる確率も上がってしまいます。

まとめると、

  • 中継ぎ投手がどんどん使われる
  • 先発投手の交代が早くなる
  • 得点が減る

という影響があると予想されます。

代打が多くなる(特にセ・リーグ)

主にセ・リーグですが、代打が多くなるでしょう。

先発投手の交代が早くなり、中継ぎ投手がどんどんつぎこまれることで、投手が打席に立った時に代打が送られることが多くなるからです。

ある意味で、投手が打席に立つ意味や価値を考えさせられると思います。

一方で、パ・リーグにおいても、勝負所での代打が多くなるかもしれません。特にホームゲームのチームは裏の攻撃なので、9回裏ならば守備を考えなくてすむからです。

このようなことから、特に9回裏は代打攻勢となることも充分に考えられます。

控え選手の出場機会が減る可能性。そして中継ぎ投手には負担が増える?

野手の控え選手は、延長戦などの万が一の時に出場することが多いです。でも、今シーズンは延長戦がないので、レギュラー陣の休養日やケガなど以外では、試合に出場する機会が減ってしまうかもしれません。

また、中継ぎ投手においても、前倒しで中継ぎ投手が使われるので、勝利の方程式ではない投手が使われる機会は減ってしまう可能性があります。

主力投手の連投を避ける目的や、敗戦処理などといった役割がメインになるでしょう。今までは少し負けている試合では投げていても、今シーズンでは、同じような場面で、勝ちパターンの投手が投げることもありえます。

逆にいうと、勝ちパターンで投げる中継ぎ投手の登板機会が多くなり、負担が増すことも予想されます。

代打や攻撃陣の仕掛けvs中継ぎ陣となると予想【終盤は見どころ満載!?】

全体的には中継ぎ投手がカギとなるシーズンになるでしょう。

また、終盤の1点がより重くなります。7,8,9回の得点の価値が、より高まるでしょう。

そのため、終盤では代打攻勢や、盗塁やエンドランなどのリスクのある作戦がどんどん仕掛けられる可能性があります。

これに対して中継ぎ投手はどう立ち向かうのか。このあたりが勝敗を分けることになるでしょう。

中継ぎが優秀なチームが有利か?

キーとなるのは中継ぎ投手であり、首脳陣がどのタイミングで中継ぎ投手を使うかです。

そうなると、中継ぎ陣が豊富なチームが有利になるでしょう。

一方で、延長戦になればなるほど中継ぎ投手の質が悪くなり、打たれて負けていたチームには朗報かもしれません。延長戦を考えなくてよいので、「9回までなんとか投手陣が踏ん張る」ということを考えればいいからです。

このあたりの考え方は、中継ぎ投手の質や、チームの方針が関わってくるところでしょう。

参考:応援しているチームへの影響はどう?各チームへの有利予想ツイートまとめ

ここまで、選手やチームの戦術への影響を考えてきました。

大きなポイントは、「中継ぎ投手をどう使うか」ということになります。

こちらの項目では、参考情報として、各チームへの影響をコメントしている方々のツイートを記載します。

みなさん、割と応援しているチームには「有利」にはたらくと考えているようですね。

果たして結果はどうなるのか、2021年シーズン終了後が楽しみです。

セ・リーグ:みなさん、自チームに有利に働くと解釈しているもよう

パ・リーグ:こちらも自チームに有利に働くと解釈しているもよう

試合時間への影響

続いて試合時間への影響です。

試合時間が短くなる説

まず、試合時間が短くなるというケースです。NPBは試合時間を短くすることで、コロナウイルスの感染を防止したいようです。

単純に考えると、延長戦がない分、平均的な試合時間は短くなります。

試合時間が逆に長くなる説

一方で、逆に試合時間が長くなるという見方もできます。

というのも、首脳陣が延長戦がないことを意識することで、「中継ぎ投手を何人も使う」ことがあるからです。そうなると、選手交代の機会が多くなり、逆に試合時間が長くなってしまうという考え方です。

しかも、メジャーリーグで検討されている「ワンポイント」は、今年のプロ野球では禁止されていません。なので、ワンポイントで交代することが多くなれば、その分試合時間が延びてしまいます。

ということで、試合時間への影響は、「平均的なシーズンでは延長戦がどれくらいあるのか」「今シーズンは中継ぎ投手の交代がどれくらい増えるか」がポイントになるでしょう。

メディアへの影響

テレビなどのメディアの放送で野球中継がある場合、延長戦になると、野球中継後の番組も後ろ倒しになります。

でも、今シーズンは延長がないため、試合終了時間が大幅に変わることはありません。これは、番組構成を作成するメディア側にとってはやりやすいでしょう。

また、プロ野球を見ない方にとっては嬉しいことかもしれません。というのも、野球中継が延長戦になることで、見たい番組の後ろ倒しや放送延期・中止があるからです。

追記:2021/3/28に日テレで放送されていた「巨人 VS DeNA」の試合中継は、16:55までの放送終了予定のところ、そのまま中継が延長されました。

その理由は、テレビ局側が放送の延長時間が把握しやすいからでしょう。

放送直前の16:50頃は9回表のDeNAの攻撃中でした。9回裏の巨人の攻撃を考えても、そこまで放送時間が延びないと考えたのだと推測しています。結果、試合は17時過ぎに引き分けで終わりました。

プロ野球ファンへの影響

まず、引き分けが多くなることによって「つまらない」と思う人も多いです。

というのも、勝ち負けがハッキリしたほうが感情的にスッキリするからです。

また、延長戦がないことによって「ドラマがない、つまらない」と思う人もいるでしょう。単純にサヨナラ勝ちできる機会も少なくなるからです。

延長戦のドラマとして真っ先に思い浮かぶのは、第2回WBC(2009)でのイチロー選手の決勝タイムリーです。

9回裏にダルビッシュ投手が同点に追いつかれ、やばいなという状況から、延長の10回表にイチロー選手が勝ち越しタイムリーを放ちました。延長戦だからこそ、その一打がより目立ったと言えるでしょう。

このような延長戦のドラマは、今シーズンでは見ることができません。

プロ野球の「9回で打ち切り」に対するファンの反応【2021】

プロ野球の「9回で打ち切り」について、インターネットでは様々な意見がありました。こちらでは簡単にまとめてみます。

「9回で打ち切り」に対するポジティブな反応

まず、今回の決定にポジティブな意見です。タイブレーク制度よりはまだましという声がありました。

また、「時間で打ち切り」という案も検討されていたようなので、その案よりはましという意見も見られました。

「9回で打ち切り」に対するネガティブな反応

次にネガティブな意見です。

やはり引き分けはつまらなくなると思うのでしょう。

開幕前に急に言われることに戸惑い

決まったことというよりも、発表が開催直前に行われたことに不快感があるという意見です。

2021年のプロ野球は開始時間の前倒し試合あり!考えられる影響は

続いて、試合の開始時間が前倒しされることの影響を考えます。

仮に、平日18時の試合が17時開始に前倒しになったと仮定して影響をみていきます。

2021/3/29追記:前倒しは1時間ではなく、15分から30分ほどのようです。そこまで大きく変わらない点に安心しました。

【セ・リーグ】
東京ドーム:17:45試合開始(15分前倒し)
神宮球場:17:30試合開始(30分前倒し)
横浜スタジアム:17:45試合開始(15分前倒し)

【パ・リーグ】
ZOZOマリンスタジアム:17:45試合開始(15分前倒し)
メットライフドーム:17:45試合開始(15分前倒し)

観客の入場が遅くなる

平日の試合開始時間が18時から17時に変更になると、観客が球場入る時間が遅くなります。これは単純に仕事が終わってから球場に行く人が多いからです。

ということは、17時から18時の球場を見渡すと、観客がまばらでスカスカとなること予想されます。

また、観客が少ないということは、選手のモチベーションに若干影響するかもしれません。

プロ野球選手は調整が難しい、いつも18時開始で何年も野球していたから

プロ野球選手は何年も同じような生活をしています。

平日は18時の試合開始に備えて、午後から球場入りして、ストレッチしてというルーティンがあります。

その生活リズムが1時間早くなれば、調整が大変になるでしょう。

会社員には終了時間が早いのはありがたいが、試合序盤のプレーを見られない

定時で働く人にとっては終了時間が早いことはありがたいものでしょう。次の日に仕事がある方は、試合終了時間があまりに遅いと、寝不足になってしまうからです。

また、延長戦で終電時間に間に合わないということもなくなり、試合後の予定も立てやすいというメリットもあります。

しかし、いつも仕事終わりに球場入りしていた人にとっては、試合序盤のプレーが見られません。

同じチケット代を払うのであれば、どうせなら最初から観戦したいものですよね。

対策としては、DAZNなどの野球中継サービスに契約し、見逃し配信機能を使うことが挙げられます。見逃し配信機能では、試合の最初から戻って見ることができます。

DAZN(ダゾーン)のメリット7つとデメリット5つ【結論:総合的に価値あり】

プロ野球の「開始時間の前倒し試合あり」に対するファンの反応【2021】

プロ野球の「開始時間の前倒し試合あり」について、インターネットでは様々な意見がありました。

こちらでは簡単にまとめてみます。

「開始時間の前倒し」に対するポジティブな反応

まずポジティブな意見です。電車に間に合うというメリットがあるということですね。

「開始時間の前倒し」に対するネガティブな反応

ネガティブな意見では、やはり「開始時間」に間に合わないことが挙げられるようです。

球団への影響も心配する人もいました。

まとめ

この記事では、プロ野球の「9回で打ち切り」と「開始時間前倒し」についての影響と口コミを紹介しました。

9回打ち切りについて

特に「9回で打ち切り」は、延長戦がないことになるので、プレーする選手や指揮する監督やコーチの作戦に大きく影響します。

具体的には、中継ぎ投手の使い方が大きなポイントになるはずです。

一方で、観戦するファンにとっては、延長戦がないことで「つまらない」」と思う人も多いでしょう。

開始時間前倒しについて

「開始時間前倒し」については、まだ検討段階とのことです。でも、多くの方々は仕事が終わってから球場入りするので、反対意見が多いようです。

対策としては、DAZNなどの野球中継サービスに契約し、見逃し配信機能を使うことが挙げられます。見逃し配信機能では、試合の最初から戻って見られます。

DAZN(ダゾーン)のメリット7つとデメリット5つ【結論:総合的に価値あり】

最後に

コロナウイルス対策としてのNPBの判断を変えられるわけではありません。

決まった中で、いかにプロ野球を楽しめるかを考えていきましょう。

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