すごい動画のまとめを見つけました。
MLB公式Twitterがまとめた走塁と守備の動画です。
Playing smart is just as important as playing hard. pic.twitter.com/VPCWIbyaFj
— MLB (@MLB) 2019年5月4日
この動画が埋め込まれているツイートには、このように書かれています。
Playing smart is just as important as playing hard.
Google翻訳による日本語訳は
スマートにプレーすることはハードにプレーするのと同じくらい重要
となりました。
まあ、意味が分かるといえば分かりますが、もう少し日本語っぽく解釈すると
賢くプレーすることは一生懸命プレーするのと同じくらい重要だ
になるでしょうか。
隙をつくプレーは美しい
動画の主な内容は、
- ・相手の隙をついて次の塁を奪う走塁
- ・相手の隙をついてアウトにする守備
です。賢くプレーした走塁・守備をピックアップしています。
守備については、賢くプレーしているなと思えるものが多かったです。
しかし、走塁については、賢くプレーするというよりも「次の塁を狙う意識」がプレーに表れているように思います。
特にこの動画の45秒あたりのプレーがそうでしょう。
この場面は、フォアボールで出たランナーが一塁から二塁まで到達した好走塁を捉えています。
一般に、フォアボールになった時点でショートやセカンドは二塁ベースに近づくものですが、その時は定位置のままでした。
そうなると、二塁ベースがガラ空きだったため、フォアボールで出塁したランナーは二塁まで進めたのです。
走られてしまった側の監督は、マリナーズのサービス監督でした。
サービス監督はいち早くこのランナーの動きに気付き、守備陣に大声で指摘しましたが、時既に遅しでした。サービス監督はうんざりしたような顔になり、以下のように言っているように聞こえます。
ヘイ!走ってるぞ!カバーいけ!ああああ、やれれたあああ。orz
WBC伝説のタイムリーの時でもイチローは当たり前にできていた
今年惜しまれつつ引退したイチロー選手も、「相手の隙をつくプレー」が当たり前のようにできていました。
それが顕著に現れたのが、WBCの決勝タイムリーを打った時です。あのタイムリーを打った後、センターからのバックホームの際には悠々と二塁へ進塁していました。
これについてはイチロー選手の凄さとして記事にしました。
関連記事:イチローの凄さ感じた1シーン
そして、今日(2019年5月6日)の西武VS楽天戦でもスマートな走塁が見れました。
主役はウィーラー選手です。
2回表1アウト1塁から大きなレフトフライが上がりましたが、1塁ランナーのウィーラー選手はタッチアップして2塁へ進んだのです。
ウィーラー選手の足はあまり速いとはいえませんが、打球の方向性や野手の肩や捕球体勢を加味してスタートしたのでしょう。相手の隙をつく好走塁でした。
ちなみに、ウィーラー選手は元ニューヨーク・ヤンキースの選手だった元メジャーリーガーです。走塁への意識もメジャー級と言えるでしょう。
何度でも見たい抜け目ないプレー
改めて動画を見ると、賢いプレー集というより、「抜け目ないプレー集」という言葉が当てはまるかなと思います。人によっては「野球IQ」が高いと言うかもしれません。
Playing smart is just as important as playing hard. pic.twitter.com/VPCWIbyaFj
— MLB (@MLB) 2019年5月4日
この動画は基本的なことが大切なんだと教えてくれているように感じます。
Playing smart is just as important as playing hard.
おまけ
2020/8/13追記
メジャーリーグのプレーというと派手なプレーが目立ちがちです。
しかし、以下の動画のように1球に対する執念を感じるプレーもあります。
メジャーリーガーであっても、「抜け目なく」「執念」でプレーする時もあるのです。