WBC2023年のアメリカ代表って誰がでるのだろう?
この記事では、このような疑問にお答えすべく、WBC2023のアメリカ代表メンバーについてまとめた情報を紹介します。また、筆者の独自の予想メンバーもいれています。
アメリカ代表には、既にメジャーリーグのスーパースターが続々と出場を表明しています。
- マイク・トラウト
- プライス・ハーパー
- ポール・ゴールドシュミット
- ノーラン・アレナド
- ピート・アロンソ
- etc
中でも、現役最高の選手(大谷翔平以外)と呼ばれる「マイク・トラウト選手」は激アツです!しかもトラウト選手は「キャプテン」として出場とのこと。もし大谷翔平選手が日本代表で出場するなら、「トラウトvs大谷翔平」の夢の対決になりそうです。
さらに「プライス・ハーパー選手」とも共演するとなると、まさに「オールスターのオールスター」と呼ばれるメンバーになるでしょう。
この記事では、以下の情報を紹介します。
- 参加表明しているアメリカ代表メンバー
- 選出可能性が高いアメリカ代表メンバー
最終決定はまだですが、随時更新していきますので、ぜひブックマークしてチェックしてくださいね。
【WBC2023】参加表明しているアメリカ代表メンバー
まず、この章では、参加表明を発表しているメンバーから紹介します。投手、捕手、内野手、外野手の順で見ていきましょう。
【投手】参加表明したアメリカ代表メンバー
まだ正式に参加表明した選手はいません。投手はWBC開催の3月は故障リスクがあり、球団とも相談が必要なため、ギリギリにならないと分からないかもしれません。
【捕手】参加表明したアメリカ代表メンバー
J.T.リアルミュート(捕手)
2022/8/10(日本時間)参加表明
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | フィリーズ | .263 | 17 | 73 | .782 |
2022 | フィリーズ | .263 | 13 | 55 | .778 |
強打の捕手で、攻守ともにハイレベルな選手です。OPSはそこまで高くありませんが、守備力にも定評があり、捕手としてはバランスがとれています。
ウィル・スミス(捕手)→参戦表明
2022/8/30(日本時間)参加表明
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ドジャース | .258 | 25 | 76 | .860 |
2022 | ドジャース | .274 | 16 | 62 | .835 |
ドジャースの強打の捕手です。俳優のウィル・スミスさんと同姓同名で知られています。守備力もありながら、OPSが.850を超える攻撃力も売りです。
首位を走るドジャースにおいても4番を任されるほど信頼されています。
【内野手】参加表明したアメリカ代表
ポール・ゴールドシュミット(一塁手)
After winning gold in 2017, Paul Goldschmidt is #ALLIN to try and do it again. #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/dfm2d0nUJ2
— MLB (@MLB) August 6, 2022
2022/8/7(日本時間)参加表明
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | カージナルス | .294 | 31 | 99 | .879 |
2022 | カージナルス | .331 | 28 | 89 | 1.033 |
長年安定した成績を残しているスラッガーです。2022年は首位打者も取れそうな勢いで、OPSも1.000を超えています。
首位カージナルスを牽引しており、リーダーシップもあります。ケガさえしなければ、WBC2023でもスタメンに入るでしょう。
ピート・アロンソ(一塁手・DH)
The Polar Bear is #ALLIN for Team USA at the #WorldBaseballClassic. 🇺🇸 pic.twitter.com/QIFyO8RwQf
— MLB (@MLB) August 17, 2022
2022/8/17(日本時間)参加表明
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | メッツ | .262 | 37 | 94 | .863 |
2022 | メッツ | .281 | 29 | 96 | .901 |
2019年は53本ホームランを放っており、本塁打王に輝いています。打点もしっかり稼げる勝負強さもあるため、彼が一塁からDHにいると怖いでしょう。
2019年と2021年のホームランダービー覇者の飛ばし屋でもあります。シロクマの愛称で人気。
トレバー・ストーリー(二塁手・遊撃手)
EXTRA, EXTRA: Trevor Story is IN for Team USA 🇺🇸 #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/n5hBBGysk0
— World Baseball Classic (@WBCBaseball) July 25, 2022
2022/7/26(日本時間)参加表明
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ロッキーズ | .251 | 24 | 75 | .801 |
2022 | レッドソックス | .221 | 15 | 58 | .713 |
近年成績を落としていますが、守備が重視されるショートとして優れた打撃をみせています。ロッキーズ時代ではショートでしたが、レッドソックスに移籍してからはセカンドを守っています。
WBCではショートとセカンドの両方を守れるのが強みになるでしょう。ただ、他のアメリカ代表によっては、スタメンではなくベンチスタートが多くなるかもしれません。
トレイ・ターナー(二塁手・遊撃手)
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ナショナルズ ドジャース | .328 | 28 | 77 | .911 |
2022 | ドジャース | .309 | 18 | 83 | .851 |
走攻守、全てで一流のスーパースターです。ショートが本職ですが、2021年はセカンドも守りました。
毎年3割を超える打率を残しつつ、ホームランを打てます。毎年20盗塁以上しており、2018年と2021年には盗塁王に輝いています。スピードもある何でもできる選手。
また、サイクルヒットを3度(MLB史上最多タイ)達成する華やかさもあり、イケメンです。実力と人気ともにハイレベルのスーパースター選手と言えるでしょう。
以下の動画はターナー選手を象徴する走塁シーンです。
Trea Turner Slide pic.twitter.com/jQnm7Tj2XU
— Dodgers Dougout Podcast (@Dodgers_Dougout) August 11, 2021
ノーラン・アレナド(三塁手)
He helped us win 🥇 in 2017, now he’s all in to defend the title. Nolan Arenado is ready #ForGlory🇺🇸 pic.twitter.com/gLazsHixFI
— USA Baseball (@USABaseball) July 30, 2022
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | カージナルス | .255 | 34 | 105 | .807 |
2022 | カージナルス | .303 | 25 | 73 | .940 |
強打の三塁手であり、かつ、ゴールデングラブ賞を何度も受賞している名手でもあります。アレナド選手といえば、サードゴロを素手でとって投げるランニングスローの美しさと上手さで有名です。
長年ロッキーズの主軸として活躍してきましたが、カージナルスに移籍してからもチームの顔として引っ張っています。2022年シーズンはホームランだけではなく、打率も3割を超えていてさらに厄介な打者になっています。確実にスタメンに入るでしょう。
【外野手】参加表明したアメリカ代表メンバー
マイク・トラウト(外野手)
2022/7/19(日本時間)参加表明
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | エンゼルス | .333 | 8 | 18 | 1.090 |
2022 | エンゼルス | .270 | 24 | 51 | .967 |
MVPを3度(2014年、2016年、2019年)獲得したスーパースター。大谷翔平選手が現れるまでは現役最高選手と呼ばれていました。野手だけであれば、今でもNo.1の選手と言えるでしょう。
WBC2023では主将として出場するとのことで、「トラウトがでるなら俺もでる!」と他の選手への影響も大きいはずです。
大谷翔平選手と同じエンゼルス所属であり、仮に大谷選手がWBCに出場すれば、「大谷翔平vsマイク・トラウト」の夢の対決が見られることになります。実現すれば楽しみですね。
ブライス・ハーパー(外野手・DH)
Last year’s MVP is #ALLIN for the #WorldBaseballClassic. 🇺🇸 pic.twitter.com/MBpDHXelHA
— MLB (@MLB) August 12, 2022
2022/8/13(日本時間)参加表明
右投左打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | フィリーズ | .309 | 35 | 84 | 1.044 |
2022 | フィリーズ | .313 | 15 | 48 | .985 |
2015年と2021年にMVPを獲得したスーパースターです。故障しがちですが、打率、本塁打、打点と全ての指標がハイレベル。オールスターも7度出場しており、人気・実力ともにアメリカのトップレベルです。
バッドフリップやデッドボールで怒りを見せるなど、気合いが入ったパフォーマンスもあります。ハーパー選手の気合がアメリカ代表にもプラスの影響を与えることは間違いありません。
ムーキー・ベッツ(外野手)
MOOKIE MAGIC.#MakeItMajor pic.twitter.com/S7mpdnppRY
— MLB (@MLB) April 18, 2021
2022/9/1(日本時間)参加表明
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ドジャース | .264 | 23 | 58 | .854 |
2022 | ドジャース | .272 | 25 | 59 | .874 |
レッドソックス時代にMVP獲得したスーパースターです。また、レッドソックスで世界一、ドジャースでも世界一と「勝ち方」を知っている選手でもあります。
走攻守の三拍子揃った選手であり、リーダーシップもあります。上記ツイートにあるように、チームを鼓舞するパフォーマンスもアメリカ代表にプラスの影響をもたらすでしょう。
カイル・タッカー(外野手)
2022/8/28(日本時間)参加表明
右投左打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | アストロズ | .294 | 30 | 92 | .917 |
2022 | アストロズ | .249 | 21 | 74 | .802 |
アストロズの若きスラッガーです。2021年はキャリアハイの打率、本塁打、打点を記録しました。
【WBC2023】選出可能性が高いアメリカ代表メンバー
次に、参加表明している選手以外で、選出可能性が高いメンバーを紹介します。
以下の出典から「参加表明していないメンバー」を記載していきます。
出典
- NBC Sports(アメリカニュースサイト)
-
アメリカ大手スポーツサイトのNBCが発表した、アメリカ代表の先発予想メンバーです(7月25日(日本時間))。
NBC Sports CHICAGO「Building Team USA’s best potential World Baseball Classic lineup」
- 日刊スポーツ(日本スポーツ新聞)
-
日刊スポーツが、7月20日(日本時間)に発表した予想メンバーの記事です。スタメン予想というよりは、メンバー予想というイメージです。
- 筆者予想(当ブログ管理人。野球歴10年、野球観戦歴20年以上)
-
僭越ながら、当ブログ管理人が予想するメンバーも入れておきます。野球歴と野球観戦歴も長いので、的外れたメンバー選出にはならないと思います。
ポレポレKMLBも10年以上見てます!
投手、捕手、内野手、外野手の順で見ていきましょう。
【投手】選出可能性が高いアメリカ代表メンバー
ジェイコブ・デグロム(先発投手)
Jacob deGrom, Filthy 93mph Slider and 100mph Fastball combo. 😷
— Rob Friedman (@PitchingNinja) August 14, 2022
[I would’ve called a TKO & ended the AB after that Slider]
9Ks thru 5. pic.twitter.com/wwY01DRunb
出典:NBC Sports、筆者予想
右投手
年度 | 所属 | 登板 | 勝-負-S | 防御率 | WHIP | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | メッツ | 15 | 7-2-0 | 1.08 | 0.55 | 14.28 |
2022 | メッツ | 2 | 1-0-0 | 2.53 | 0.47 | 15.19 |
“地球上最高の投手”です。冗談ではなく、先発投手として160km/hのストレートをどんどん投げ込み、先日は154kmのスライダーもありました。奪三振率は先発投手なのに14や15という数字です。
2018年と2019年にサイヤング賞も獲得しており、誰もが認める「超一流投手」といえます。ケガが多いため2022年シーズンは2試合しか登板できていませんが、健康ならほとんど打てません。
野球ファンとしてはWBCに出場して欲しいですが、侍ジャパンを応援する立場からすると、デグロム投手が登板すると「絶望」します。それくらい、パワーとキレ、コントロールと全てが別次元の投手です。
ジャスティン・バーランダー(先発投手)
出典:日刊スポーツ
右投手
年度 | 所属 | 登板 | 勝-負-セーブ | 防御率 | WHIP | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | アストロズ | – | – | – | – | – |
2022 | アストロズ | 21 | 15-3-0 | 1.85 | 0.86 | 8.87 |
2021年はトミージョン手術のため全休しましたが、2022年に見事に復活。2022年はサイヤング賞も見えてきました。ストレートのキレがすさまじく、38歳なのに衰えしらずです。
調子が良い時は手をつけられません。大谷翔平選手のエンゼルスと同じア・リーグ西地区のアストロズなので、知っている方も多いでしょう。なお、バーランダー選手の弟は大谷翔平選手の大ファンで、彼のYoutubeチャンネルでも何度も紹介されています。
クレイトン・カーショー(先発投手)
Clayton Kershaw, Cooperstown Curve. 👑
— Rob Friedman (@PitchingNinja) July 16, 2022
Shohei Bends the Knee. pic.twitter.com/Na6wRCBG7R
出典:日刊スポーツ
左投手
年度 | 所属 | 登板 | 勝-負-セーブ | 防御率 | WHIP | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | ドジャース | 22 | 10-8-0 | 3.55 | 1.02 | 10.65 |
2022 | ドジャース | 15 | 7-3-0 | 2.64 | 0.98 | 9.28 |
言わずとしれたドジャースの大エース。サイヤング賞も受賞しており、人気・実力ともに高い選手です。貴重な左投げの先発投手として選ばれる可能性はありますが、故障しがちなのに辞退するかもしれません。
カーショー投手といえばキレ味抜群のカーブが有名です(上記ツイッターの動画では大谷翔平選手も空振り)。また、スライダーも多投するようになり、さらに安定感が増しています。
数年前までは「ポストシーズンに弱い」「大舞台で勝てない」と言われてきましたが、2020年にワールドシリーズを制覇したことで、そのような声は小さくなっています。
WBCに出場することになれば、活躍はほぼ間違いないでしょう。問題は出場するかどうかです。
筆者は「選ばれるも故障リスクを考慮して辞退する」と予想します。
シェーン・マクラナハン(先発投手)
出典:日刊スポーツ、筆者予想
左投手
年度 | 所属 | 登板 | 勝-負-セーブ | 防御率 | WHIP | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | レイズ | 25 | 10-6-0 | 3.43 | 1.27 | 10.29 |
2022 | レイズ | 21 | 10-5-0 | 2.24 | 0.83 | 11.29 |
2022年のサイヤング賞候補にあがる速球派の左腕です。先発投手ながら奪三振率は10を超えており、WHIP(1イニングあたりに許す出塁)も1を下回る好成績となっています。
2022年のオールスターでも先発投手を任された若手であり、今後のレイズを担う投手です。ストレートが最大の武器ですが、チェンジアップとのコンビネーションもなかなか打てません。
経験が浅い点が指摘されがちですが、ポストシーズンにも出場しており、大舞台での経験がないわけではありません。貴重な左腕であるため、彼の経験と故障リスクを考慮した時に「選ばれるのか」「選ばれたとして出場するか」が注目されます。
コービー・バーンズ(先発投手)
出典:筆者予想
右投手
年度 | 所属 | 登板 | 勝-負-セーブ | 防御率 | WHIP | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | ブリュワーズ | 28 | 11-5-0 | 2.43 | 0.94 | 12.61 |
2022 | ブリュワーズ | 22 | 8-5-0 | 2.45 | 0.93 | 11.58 |
2021年のサイヤング賞投手です。ストレートもキレがありますが、なんといっても彼の最大武器は「カットボール」。分かっていてもなかなか打てません。奪三振率も10を超えており、WHIPも1を下回っているのでなかなか崩れない投手です。
筆者は彼の安定感から、WBCでロングリリーフもできるのはないかと考えて、選ばれると予想しました。先発と中継ぎの両方ができる投手がいれば貴重ですので、候補には挙がるでしょう。
マックス・フリード(先発投手)
出典:筆者予想
左投手
年度 | 所属 | 登板 | 勝-負-セーブ | 防御率 | WHIP | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | ブレーブス | 28 | 14-7-0 | 3.04 | 1.09 | 8.58 |
2022 | ブレーブス | 22 | 10-4-0 | 2.60 | 1.08 | 8.26 |
2021年ワールドシリーズ制覇の立役者の一人です。左投の先発投手として大活躍しました。奪三振率は10を超えていませんが、安定して試合をつくってくれます。
左投げの先発投手として候補には挙がるはずなので、他の投手が辞退した場合に、フリード先発が選ばれるのではと予想します。
ジョシュ・ヘイダー(中継ぎ投手)
出典:日刊スポーツ、筆者予想
左投手
年度 | 所属 | 登板 | 勝-負-セーブ | 防御率 | WHIP | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | ブリュワーズ | 60 | 4-2-34 | 1.23 | 0.84 | 15.65 |
2022 | ブリュワーズ パドレス | 40 | 2-4-29 | 4.66 | 1.17 | 15.46 |
ここからは中継ぎ投手です。左投げで、剛速球を投げ込む抑え投手です。何よりも奪三振率がすさまじく、調子がいい時は手も足もでません。
とはいえ、2022年のシーズン途中から打ち込まれるシーンが目立ちます。2022年後半戦で調子を取り戻せば、WBCでも貴重な中継ぎ左腕として活躍するでしょう。
2022年後半はダルビッシュ有投手と同じパドレスに移籍したので、パドレスでの活躍次第でWBC選出が決まるとみています。
クレイ・ホームズ(中継ぎ投手)
出典:日刊スポーツ
右投手
年度 | 所属 | 登板 | 勝-負-セーブ | 防御率 | WHIP | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | ヤンキース | 25 | 5-2-0 | 1.61 | 0.79 | 10.93 |
2022 | ヤンキース | 49 | 5-3-17 | 2.39 | 1.02 | 9.37 |
2022年からヤンキースの守護神として活躍しています。毎年160kmhを超える速球でガンガン押していきます。また、150km/h超の高速ツーシーム(高速シンカー)も武器です。
2022年は抑え投手ですが、何年も中継ぎとして活躍したことから、WBCも選ばれれば重宝されるでしょう。
ライアン・プレスリー(中継ぎ投手)
出典:日刊スポーツ、筆者予想
右投手
年度 | 所属 | 登板 | 勝-負-セーブ | 防御率 | WHIP | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | アストロズ | 64 | 5-3-26 | 2.25 | 0.97 | 11.39 |
2022 | アストロズ | 35 | 3-3-22 | 2.91 | 0.97 | 11.38 |
アストロズの守護神として活躍しているプレスリー投手。WHIPも1以下で奪三振率も11を超えているパワーがあります。
たまにフォアボールを連発して荒れることがありますが、調子が良い時は手がつけられません。
ポール・セワルド(中継ぎ投手)
出典:日刊スポーツ
右投手
年度 | 所属 | 登板 | 勝-負-セーブ | 防御率 | WHIP | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | マリナーズ | 62 | 10-3-11 | 3.06 | 1.02 | 14.47 |
2022 | マリナーズ | 47 | 3-3-15 | 2.31 | 0.64 | 9.84 |
「セワルド」または「シーウォルド」と読みます。2021年は奪三振率が14を超え、2022年はWHIPが0.64と素晴らしい成績を残しています。
スリークォーターからコントロールと鋭い変化球のコンビネーションで抑えていきます。
エンゼルスとも何度も対戦しており、その時の解説では「150km/hが160km/hに感じるくらいストレートにキレがあるから、打者が打てない」と言われていました。
テーラー・ロジャース(中継ぎ投手)
出典:日刊スポーツ
左投手
年度 | 所属 | 登板 | 勝-負-セーブ | 防御率 | WHIP | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | ツインズ | 40 | 2-4-9 | 3.35 | 1.14 | 13.17 |
2022 | パドレス ブリュワーズ | 44 | 1-5-28 | 4.36 | 1.13 | 10.59 |
左投げの中継ぎ投手で、2022年は守護神として活躍していました。防御率は4点台とよくありませんが、貴重な中継ぎ投手として重宝されるでしょう。
ややスリークォーターから投げるため、左打者は打ちづらいでしょう。スライダーのキレもあるため、WBCでは左打者はキラーとして活躍するかもしれません。
A・J・ミンター(中継ぎ投手)
出典:筆者予想
左投手
年度 | 所属 | 登板 | 勝-負-セーブ | 防御率 | WHIP | 奪三振率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | ブレーブス | 61 | 3-6-0 | 3.78 | 1.22 | 9.80 |
2022 | ブレーブス | 52 | 5-3-5 | 2.45 | 0.92 | 12.08 |
ミンター投手は左投げの中継ぎ投手で、2021年のワールドシリーズ制覇のメンバーの一人です。筆者が選出予想しました。
貴重な左投手である点と、右打者にもチェンジアップを投げられることで、左右の打者関係なく勝負できることから候補に挙げました。
155km/hを超えるストレートをガンガン投げる投球スタイルで、気合いも全面に出す投手です。ベンチ入りすれば、アメリカ代表ベンチにプラスの影響を及ぼすと思います。
【捕手】選出可能性が高いアメリカ代表メンバー
ウィル・スミス(捕手)→参戦表明
出典:NBC Sports、日刊スポーツ
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ドジャース | .258 | 25 | 76 | .860 |
2022 | ドジャース | .274 | 16 | 62 | .835 |
ドジャースの強打の捕手です。俳優のウィル・スミスさんと同姓同名で知られています。守備力もありながら、OPSが.850を超える攻撃力も売りです。
首位を走るドジャースにおいても4番を任されるほど信頼されています。
→2022年8月30日(日本時間)にWBC参戦を表明しました。
Team USA’s title defense features @will_smith30 💪
— USA Baseball (@USABaseball) August 29, 2022
The @Dodgers catcher is ALL IN. pic.twitter.com/M20evF9IZG
【内野手】選出可能性が高いアメリカ代表メンバー
ピート・アロンソ(一塁手・DH)→参戦表明
出典:筆者予想
→2022年8月17日(日本時間)にWBC参戦を表明しました。
筆者の予想が当たりました!ホームランも打点も稼げる大物なので、アメリカ代表がさらに強くなりますね。
既に参戦を発表しているので、こちらに書きました。
トレイ・ターナー(二塁手・遊撃手)→参加表明
出典:NBC Sports、日刊スポーツ、筆者予想
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ナショナルズ ドジャース | .328 | 28 | 77 | .911 |
2022 | ドジャース | .309 | 18 | 83 | .851 |
Trea Turner Slide pic.twitter.com/jQnm7Tj2XU
— Dodgers Dougout Podcast (@Dodgers_Dougout) August 11, 2021
走攻守、全てで一流のスーパースターです。ショートが本職ですが、2021年はセカンドも守りました。
毎年3割を超える打率を残しつつ、ホームランを打てます。毎年20盗塁以上しており、2018年と2021年には盗塁王に輝いています。スピードもある何でもできる選手。
また、サイクルヒットを3度(MLB史上最多タイ)達成する華やかさもあり、イケメンです。実力と人気ともにハイレベルのスーパースター選手と言えるでしょう。
→2022年9月1日(日本時間)にWBC参戦を表明しました。
Trea Turner is #ALLIN for Team USA in the #WorldBaseballClassic. 🇺🇸 pic.twitter.com/tgdnldbMMK
— MLB (@MLB) August 31, 2022
ダンスビー・スワンソン(遊撃手)
出典:NBC Sports、筆者予想
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ブレーブス | .248 | 27 | 88 | .760 |
2022 | ブレーブス | .292 | 16 | 61 | .805 |
2021年のブレーブス世界一の立役者の一人です。強肩のショートであり、勝負強さもある打撃をします。
プレーオフでも活躍する大舞台での強さもあります。また、リーダーシップもあるため、アメリカ代表に入ればチームへ相乗効果をもたらすでしょう。
コーリー・シーガー(遊撃手)
出典:筆者予想
右投左打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ドジャース | .306 | 16 | 57 | .915 |
2022 | レンジャーズ | .252 | 25 | 58 | .799 |
強打のショートであり、膝を落としながら打つフォームが特徴です。
長年ドジャースのショートとして活躍し、常勝ドジャースで勝ち方が身に染みています。2022年の打率は.252と低いですが、毎年打率を.280~.300としており、確実性もある選手です。
2020年のリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズでMVPを獲得する勝負強さも持ち合わせています。
ただ、上記で紹介した「トレイ・ターナー」選手と比べると、「ターナー選手」の方が優れているなという印象です。
とはいえ、WBC2023アメリカ代表を見ると左打ちが少ないので、貴重な左打ちとして選べるかもしれません。
マーカス・セミエン(二塁手・遊撃手)
出典:日刊スポーツ
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ブルージェイズ | .265 | 45 | 102 | .873 |
2022 | レンジャーズ | .240 | 17 | 56 | .707 |
2021年に45本塁打を放った長距離砲です。大谷翔平選手とホームラン王争いをして有名になりまたね。
守備位置はもともとショートですが、ブルージェイズとレンジャーズではセカンドを守っています。二遊間を守れるのは強みです。
とはいえ、2022年は最初のホームランがでるまで時間がかかるなど、多少の波があります。日刊スポーツさんがなぜ選出したのか分かりませんが、個人的には、あくまで「二遊間のバックアップ要員」として選ばれるのだと推測します。
アレックス・ブレグマン(三塁手)
出典:筆者予想
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | アストロズ | .270 | 12 | 55 | .777 |
2022 | アストロズ | .255 | 14 | 59 | .794 |
アストロズの世界一のメンバーです。ただ、当時はサイン盗みがあったので、今も嫌われている選手の一人。
特徴は勝負強い打撃と、堅い守備力です。ただ、2021年と2022年は打撃指標を落としており、選出されるとしても、アレナド選手のバックアップ要員としてでしょう。
アストロズのサイン盗み当時のメンバーということで、彼らを嫌う選手もいるため、選ばれても辞退するかもしれません。
とはいえ、ある程度の仕事はこなしてくれる選手ではあるため、サードのバックアップ要員として候補となると推測しています。
【外野手】選出可能性が高いアメリカ代表メンバー
ムーキー・ベッツ(外野手)→参戦表明
MOOKIE MAGIC.#MakeItMajor pic.twitter.com/S7mpdnppRY
— MLB (@MLB) April 18, 2021
出典:NBC Sports、筆者予想
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ドジャース | .264 | 23 | 58 | .854 |
2022 | ドジャース | .272 | 25 | 59 | .874 |
レッドソックス時代にMVP獲得したスーパースターです。また、レッドソックスで世界一、ドジャースでも世界一と「勝ち方」を知っている選手でもあります。
走攻守の三拍子揃った選手であり、リーダーシップもあります。上記ツイートにあるように、チームを鼓舞するパフォーマンスもアメリカ代表にプラスの影響をもたらすでしょう。
→2022年9月1日(日本時間)にWBC参戦を表明しました。
アーロン・ジャッジ(外野手)
Monster Mashing.
— New York Yankees (@Yankees) August 13, 2022
429 ft for @TheJudge44 👨⚖️ pic.twitter.com/bYYjyMOWTh
出典:NBC Sports、日刊スポーツ、筆者予想
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ヤンキース | .287 | 39 | 98 | .916 |
2022 | ヤンキース | .305 | 46 | 100 | 1.088 |
ヤンキースのスーパースターです。2022年は8月14日時点で46本もホームランを打っており、ホームラン王は間違いなしです。シーズン65本ペースだといいます。広角に打てるので、穴がありません。
打率、本塁打、打点、OPSの全てが一流の成績です。強肩でもあるため、ライトを守るとなかなか犠牲フライでも先の塁へ進めません。
人望も厚く他の選手から尊敬を集める選手であるため、メンバーに入れば盛り上がるでしょう。
2022年は例年以上に打棒が爆発しており、大谷翔平選手とシーズンMVP争いをしています。ただ、現在はジャッジ選手が優勢のようです。
ジャンカルロ・スタントン(外野手)
出典:日刊スポーツ
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ヤンキース | .273 | 35 | 97 | .870 |
2022 | ヤンキース | .228 | 24 | 61 | .807 |
ジョージ・スプリンガー(外野手)
出典:筆者予想
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ブルージェイズ | .264 | 22 | 50 | .907 |
2022 | ブルージェイズ | .251 | 18 | 49 | .795 |
主にセンターを守る勝負強い打者です。アストロズ時代はサイン盗み問題で叩かれていましたが、移籍後のブルージェイズでもある程度の成績は残せています。
スピードもあるため盗塁が多いです。とはいえ、サイン盗み問題がどうしてもイメージでつきまとうため、候補には挙がるかもしれませんが、選ばれても辞退するかもしれません。
バイロン・バクストン(外野手)
出典:筆者予想
右投右打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | ツインズ | .306 | 19 | 32 | 1.005 |
2022 | ツインズ | .223 | 27 | 49 | .848 |
身体能力抜群のセンターです。走攻守全てで優れた成績を残していますが、なんといっても「ケガ体質」です。ケガがなければ一流の成績、「ただし健康であれば」という条件付きです。
MLBアナリストのAKI猪瀬氏は、2022年8月15日(日本時間)の「エンゼルスvsツインズ」の解説にて「バクストンはガラスの身体」と称しています。
そのため、故障リスクがある3月の春先開催のWBCでは、選ばれても辞退するかもしれません。ただし、選ばれてもおかしく身体能力と成績を残していることは確かです。
カイル・タッカー(外野手)→参戦表明
出典:筆者予想
右投左打
年度 | 所属 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
2021 | アストロズ | .294 | 30 | 92 | .917 |
2022 | アストロズ | .249 | 21 | 74 | .802 |
アストロズの若きスラッガーです。2021年はキャリアハイの打率、本塁打、打点を記録しました。
やや三振が多い印象ですが、勝負どころで強いです。ポストシーズンも何度も経験しており、大舞台には慣れています。バッティンググラブをつけずに、素手でバットを握ることで有名です。
アストロズはサイン盗み問題がちらつきますが、タッカー選手はそこまで関与していないと思われるため、参加してもそこまで選手間でいざこざは起きないと推測しています。
→2022年8月28日(日本時間)にWBC参戦を表明しました。
筆者の予想が当たりました!スタメンになるかは分かりませんが、勝負強い打者です。
Kyle Tucker is #ALLIN for Team USA. #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/BpigkbpjIe
— MLB (@MLB) August 27, 2022
【WBC2023】アメリカ代表は歴代最強メンバーとなる可能性が高い
ここまで出場表明したメンバーと、出場可能性があるメンバーを紹介しました。今回大会は、結果はどうであれ、ワクワクするメンバーになりそうですね!日本代表の強敵になること間違いなしです。
年 | 結果 | 主なメンバー |
---|---|---|
2006 | 決勝T進出ならず | ジーター、クレメンス、ホリデイ、etc |
2009 | ベスト4 | ジーター、ピービー、デローサ、etc |
2013 | 決勝T進出ならず | キンブレル、*AJ、スタントン、etc |
2017 | 優勝 | アレナド、*AJ、スタントン、etc |
アメリカ代表は、これまで上記のような結果とメンバーでした。
2017年は優勝でしたし、大会が重なるにつれて、メンバーの質も上がってきています。もちろん、各大会でメジャーリーガーが出場していましたが、本気度は年々あがってきているように思われます。
なぜなら、WBCはただの「メジャーリーグシーズン前の予行大会」という位置付けから、「本気で国のために世界一を目指すクール(カッコイイ)大会」という認識に変わりつつあるからです。
そのため、2023年のアメリカ代表は歴代最強メンバーとなる可能性が高いです。もちろん、投手は春先の投球では故障のリスクがあるため、シャーザー投手やデグロム投手などの最強メンバーは辞退するかもしれません。
それでも、野手はスーパースターが続々と出場を表明しています。
- マイク・トラウト
- プライス・ハーパー
- ポール・ゴールドシュミット
- ノーラン・アレナド
- ピート・アロンソ
- etc
最終結果は分かりませんが、歴代最強メンバーのアメリカ代表となるでしょう。
スタメン予想は別の記事で書きたいと思います。