【HR王にプラス!?】大谷翔平ルールを解説!影響や反応も考察してみた【大谷ルール】

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2022年からメジャーリーグで導入される通称「大谷ルール」を解説し、その影響を考察していきます。

大谷ルールとは、先発投手が降板後も指名打者(DH)として試合に出ることができるルールです。実際には大谷選手以外にも適用できますが、実質的にこのルールを使うのは「大谷翔平選手だけ」とのことから、「大谷ルール」と呼ばれています。

その影響は、大谷選手の打席数が増加することや、ケガのリスクが減るなど、大谷選手やエンゼルスにメリットがあるでしょう。打席数が増えてホームラン王争いにもプラスでしょう。

一方で大谷選手やエンゼルスだけに有利なルールはおかしい!といった声もあるようです。

この記事では、その影響に加えて、ファンや記者の反応などをまとめました。

楽しんでいただけると幸いです。

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大谷ルールによるホームラン数の増加予想はこちら(記事内にジャンプします)

目次

大谷ルールとは?先発投手が降板後もDHで出場を続けられる

大谷ルールを簡単に説明

2022年シーズンから適用される通称「大谷ルール」は、先発投手が降板後もDHで出場を続けられるものです。

例えば「2番DH」として打線に入ることができ、さらに先発投手としてマウンドに上がることもできます。また、降板後はそのままDHとして打席に立つことも可能になります。

要は、「打者大谷が打って投手大谷を助ける」という「自援護(ジエンゴ)」の機会が増えるということです。また、エンゼルスは「DH」を解除しなくてすむので、他の投手を打席に立たせる必要がなくなります。

昨年までの場合、エンゼルスは「DH」を解除して大谷選手を起用せざるを得ませんでした。

2021年までの二刀流
2022年の二刀流
  • 2番「投手」として出場
  • 投手交代時に、他のポジション(外野)を守らないと試合に出場し続けられない
  • 2番「DH」として出場。投手としても先発
  • 投手交代時に、他のポジションを守らなくても「DH」として出場可能

しかし、2022年は降板後も打席に立てるので、「投手大谷」が交代後も「打者大谷」は試合に残り続けることになります。そのため、大谷選手の打席数が大幅に増加することが予想されます。

大谷ルールの例

「大谷ルール」の例を以下のパターンで想定しました。

  • 大谷がDH・投手で先発。早めに降板したケース
  • 大谷がDH・投手で先発。長い回を投げたケース

大谷がDH・投手で先発。早めに降板したケース

大谷選手が投手として先発し、「早めの回で降板したケース」を考えます。このケースは2021年と大きな違いになるでしょう。

2021年までの場合

  • 2021年6月30日(日本時間)エンゼルス vs ヤンキース戦
  • 2/3回で2安打5四死球7失点で降板
  • 1打数ノーヒット

2021年のヤンキース戦に「投手」として出場した大谷選手は、「2/3回で2安打5四死球7失点」と大炎上してしまいました。結局この日は外野にもつかず、そのまま交代。

1回表:投手の打順で1打席目

1回裏:投手として登板も、2/3回で交代

その後のエンゼルスは、「DH」を使えないまま試合をする不利な状態になりました。2番打者の大谷選手の打順に、普通の投手が打席に立つことを考えてみてください。相手チーム(この例だとヤンキース)には有利なことは間違いありません。

*この日はウォルシュ選手の劇的な逆転ホームランで奇跡的に勝利しました

このように、早めの回に降板すると、不利な状態で戦う必要がありました。

2022年の場合(想定)

1番DHとして出場し、投手として先発したケースです。同じヤンキース戦を想定しましょう。

1回表:DHとして1打席目

1回裏:投手として登板も2/3回で交代

3回表:DHとして2打席目

5回表:DHとして3打席目

7回表:DHとして4打席目

9回表:DHとして5打席目

試合終了まで4,5打席立てる

早めの回で交代しても、エンゼルスは「DHを解除」しなくてすみます。そのため、大谷選手が「DH」として打席に残ることで、「打者大谷」として挽回することができます。

例え2/3回7失点で降板しても、その後の打席でホームランを打って打点をあげれば、「投手大谷」の負けを消すことが可能になります。

大谷がDH・投手で先発。長い回を投げたケース

大谷選手が投手として先発し、「長い回を投げたケース」を考えます。こちらは昨年と大きく変わらないないでしょう。

2021年までの場合

  • 2021年6月30日(日本時間)エンゼルス vs タイガース戦
  • 8回1失点、8奪三振で降板 勝利投手
  • 4打数1安打(40号ホームラン)
スクロールできます
チーム123456789
エンゼルス
タイガース
試合結果

1番投手として先発した大谷選手は、この日8回を投げて1失点の好投。2-1とリードして迎えた第4打席目で40号ホームランを放ち、見事に「自援護(ジエンゴ)」しました。

このように、大谷投手が長い回を投げれば打席も多く回り、「エンゼルス打線」としてもプラスになります。この試合のように、「大谷選手が投げて、打って、走って大活躍」となる試合になります。

2022年の場合(想定)

1番DHとして出場し、投手として先発したケースです。ここではエンゼルススタジアムでの試合を想定します。

1回表:投手として登板

1回裏:DHとして1打席目


8回表:投手が投げて交代。

9回裏:DHとして5打席目(サヨナラホームランの機会も!)

試合終了まで4,5打席立てる

スクロールできます
チーム123456789
マリナーズ0000000000
エンゼルス000000001x1
試合の例(イメージです)

エンゼルスの主催試合は、エンゼルスは「裏」の攻撃です。大谷投手は長い回を投げることがあっても、まだ「完投」は多くありません。

そのため、投手として登板した試合は、9回に打席に立つことはほぼありませんでした。しかし、2022年シーズンであれば、交代後の9回裏の「サヨナラホームラン」を見れる機会も増えることになります。

よって、長い回を投げることで、エンゼルスは「投手大谷」選手と「打者大谷」を2021年以上にフル活用できる試合増えるでしょう。

大谷ルールの大谷翔平への影響

大谷ルールが大谷選手本人に与える影響を考えます。

影響1. 投手として長い回を投げる必要がなくなる

優れた打者である大谷選手が1打席でも打席に立つために、今まではなるべく長い回を投げる必要がありました。

しかし、降板した後も打席に立てることで、調子が悪い日は早い回で交代することもできるでしょう。結果として、大谷選手の精神的な負担も減るでしょう。

ただ、2021年に大谷選手が長い回を投げた要因には、打席に立つことだけではなく、「中継ぎ陣の防御力が悪い=信頼度が低い」ということもあるでしょう。もちろん本人は言いませんが、エンゼルス首脳陣はそう判断して大谷選手を続投させたこともあるでしょう。

2022年シーズンは中継ぎ投手を補強しているので、大谷選手が安心して降板できるようになるといいですね。

影響2. 打席数が増えてホームラン数が増える。ホームラン王争いにプラスか

次に”打者大谷”選手への影響です。まず考えられるのが「打席数が増える」ことです。単純に、降板後もDHとして試合に出られるので、今まで交代して打席に立てなかった分が増えます。

昨年のア・リーグのホームラン王はゲレーロJr.選手とペレス選手ですが、大谷選手がホームラン王になれなかったのは、打数の少なさが、多少影響していると思われます。

大谷翔平ゲレーロJr.
HR王
ペレス
HR王
本塁打数464848
打数537604620
本塁打率.086.079.077
四球968628
死球4613
四球率.179.142..045
2021年ホームラン王争いをした打者の成績比較

本塁打率=打数÷本塁打数
→本塁打1本あたりに必要な打数。値が低い方がホームランの確率が高いといえます。

四球率=打席数
→四球1つを選ぶのに必要な打席数。高いと四球の確率が高い。

関連記事>> 大谷翔平はホームラン王は無理なのか?ゲレーロJr.とペレスが鬼の追い上げ

しかし、2022年シーズンはDH降板後も打席に立てるので、打席数が増えることで、「ホームラン数」が増えるでしょう。

参考:2021年の成績から打席数と本塁打数の増加をシミュレーション

参考:2021年の成績から打席数と本塁打数の増加をシミュレーション

2021年の大谷選手の成績から、「大谷ルール」で打席数が増えるとどうなるかをシミュレーションしてみました。

具体的には、大谷選手が登板する日が2021年に比べて何打席増えるかを設定しました。

  • 1登板ごとに1打席増える場合
  • 1登板ごとに2打席増える場合
  • 1登板ごとに3打席増える場合

この3パターンでそれぞれ増加打席や増加四球数を求め、どれくらいホームラン数が増えるかも計算しました。結果が以下の表です。

スクロールできます
計算式1登板で
1打席増える
1登板で
2打席増える
1登板で
3打席増える
登板試合2021年の値232323
増加打数想定した値123
四球率2021年の値0.1790.1790.179
増加四球数登板試合×増加打数
×四球率
4.18.212.3
増加打席数(登板試合×増加打数)
– 増加四球数
18.937.856.7
本塁打率2021年の値.086.086.086
増加本塁打数増加打席数×本塁打率1.63.24.9
2021年の成績からの予想

1登板で2打席増えると約3.3本、3打席増えると約4.9本増える結果になりました。

このように、順調にいけば、昨年よりもホームラン数が増えることになります。昨年のホームラン王との差は2本でしたから、この計算ではその差を埋められそうです。

一方で、2022年は去年以上に研究されて相手チームも対策してくるでしょうし、より一層警戒されるでしょう。そのため、2021年シーズンと同じようなホームラン数になるかは分かりません。

ただ、「打席数の増える」ということは間違なさそうです。ぜひ大谷選手には2021年の50本以上のホームランを期待したいですね!

影響3. 降板後に守備につかなくてよいので負担が減る

投手として守備につかなくてすむので、負担が減ります。具体的には

  • 身体的な負担が減る
  • 精神的な負担が減る

という2つの側面があるでしょう。なぜなら、投手として降板後に外野を守るとしたら、ケガのリスクがありますし、守備にも集中しないといけないので精神的にも疲れるからです。

よって、大谷選手の負担が減ることで、大谷選手の成績向上とケガのリスクは減るでしょう。

影響4. 降板後も出場するので疲労が溜まる(投げた試合も最後まで出場)

降板後に守備につかなくてもいいものの、逆に「打者大谷」として試合に出場しつづけることで疲労は溜まります。

降板後に打者としてホームランを打てれば最高ですが、打席に立てばデットボールのリスクもあります。また、ランナーにでれば全力で走らないといけません。

そのため、降板後に「打者大谷」として出場できるメリットがある一方で、打って走るという負担が増えるというデメリットがあります。

この疲労度をどう考慮するのかは、大谷選手やエンゼルスのマドン監督がうまくやることを願うばかりです。

大谷ルールのエンゼルスへの影響

次に、「大谷ルール」のエンゼルスへの影響を考えます。

影響1. 大谷翔平のフル活用ができる

まず考えられるのが、大谷選手が降板した後に打者として試合に残れる点です。つまり、昨年の「MVP」であり、ホームラン46本(ア・リーグ3位)の大打者の打席を、昨年よりも増やすことができます。

このことで、エンゼルスの「得点」は間違いなく増えるでしょう。しかも「1試合」だけではなく、大谷選手が投げる試合だけプラスになります。

また、2022年からナ・リーグでも「DH」が採用されるため、エンゼルスがどの球団と対戦した場合でも、「投手兼DH」として大谷選手を活用できます。

このように、エンゼルスというチームにとってメリットが大きいでしょう。一方で、大谷選手の負担は増えるので、監督や首脳陣がうまく彼に休みを与えてあげてほしいところです。

影響2. 大谷降板後に他の選手を浪費しなくて済む(昨年ボロボロの試合があった)

2つ目は、大谷選手が降板した後の投手と野手のやりくりへの影響です。昨年は「DH解除」して大谷選手は出場していたので、大谷選手が交代した後は、投手が打席に入る必要がありました。

そうなると、投手が打席に立った場合には「野手を代打に出す」ことが多くなります。結果、大谷選手がDHを解除して出場した影響により、多くの野手を使わないといけなかったのです。その際には、慣れないポジションを守る選手もでてきました。

例えば昨年の試合です。大谷選手が降板した後の延長戦にて、キャッチャーが本職ではないウォード選手がキャッチャーをすることになり、慣れないこともあってか、そのまま失点して負けてしまいました。

一方で、2022年はこのようなことは基本的には起こりません。なぜなら、DHの大谷選手はそのまま残ることができるので、野手を交代する必要がないからです。

このことで、エンゼルスは試合中の戦い方に幅がでますし、何より余計な野手を使って浪費しなくてすみます。結果的に選手全体としてケガのリスクが減るでしょう。

大谷ルールの他球団への影響

次に、大谷選手以外の他球団への影響を考えます。

“投手大谷”が降板後も”打者大谷”が脅威になる

まず、降板後にも「打者大谷」選手が残ることが、相手投手やチームの脅威になります。

ホームランなどの長打を打てるだけではなく、フォアボールも多いので、塁にでればランナーとしても厄介です。

今までの他球団の作戦では、「投手としても打者としても厄介な大谷を早く降板させよう」というものが多かったです。

同地区のアスレチックスがその典型で、2ストライクまでほとんど振らない「待ち球作戦」をよくしていました。また、あえてファールを打って球数を投げさせようとする選手もいました。

しかし、今年は同じ「待ち球作戦」をしたとしても、「投手大谷」選手を交代させられたとしても、「打者大谷」選手は交代させられません。

よって、エンゼルス以外のチームにとって「デメリット以外の何ものでもない」のかもしれません。

より厳しい内角攻めがありうる

エンゼルス以外のチームの選手の中には、「エンゼルスと大谷選手にのみ有利なルール」だとして、不満に思っている選手がいると推測されます。

なぜなら、フェアな精神を重んじるアメリカでのスポーツですし、各チームや選手は本気で「ワールドシリーズ制覇」を目指しているかです。

表では「不利なルールだ!」と声をあげる選手は多くいませんが、裏ではどのように思っているか分かりません。

そのため、大谷選手が打席に立ったときには、より厳しい内角攻めがあることも考えられます。

大谷ルールのメジャーリーグ全体への影響

次に、メジャーリーグ全体、ひいては野球界への影響を考えます。

野球人気回復に少しでもつながる(スーパースター大谷翔平を見る時間が増える)

メジャーリーグは開幕までオーナー側と選手がもめたことで、開幕が遅れてしまいました。このことで失望しているファンは多かったようです。また、最近のメジャーリーグ人気は他のスポーツと比べて落ちているとききます。

そこで、メジャーリーグ機構は、スーパースターで唯一無二の「大谷翔平選手が活躍する機会を増やすことで、野球人気を高めよう」としていると考えられます。

なぜなら、大谷選手の打席数が増えれば単純に大谷選手を見る時間も増えますし、大谷選手自体の成績が上がることで、より「大谷選手を見たい」「野球を見たい」と思う人が増えるからです。

メジャーリーグ側も「ビジネス」として野球を捉えている側面もあるので、「大谷翔平というマーケティング広告」を大いに活用したいという背景があると思われます。

大谷選手以外の二刀流選手が出場しやすくなる

将来的に「投手兼DH」として出場できる選手を育成したいというメジャーリーグ側の意図が見えます。

このルールがあれば、守備にもつかずに「投手と打者」を兼任できるので、リスクが少なく二刀流を試すことが可能です。

ただし、現在は大谷選手以外にこのルールを適用する機会はほとんどないでしょう。

将来的に二刀流プレイヤーを育てることで、野球人気につなげたい球団やメジャーリーグ機構の狙いだと思いますが、何年か基本的にやってみるという姿勢なのかもしれません。

「大谷ルール」が野球界へ広がる可能性も

2022年のメジャーリーグで「大谷ルール」が成功すれば、日本のプロ野球や、他の国の野球リーグに普及する可能性があります。

もちろん、すぐにはでないですし、2023年にはメジャーリーグでもやめてしまうルールかもしれません。

しかし、メジャーリーグでのルール変更は、他の国の野球ルールへ普及することはよくあります。そのため、「大谷ルール」が野球界全体に広がる可能性は0とは言えません。

あくまで可能性ですが、もしそうなったとしたら、「全世界」の野球を変えてしまう大きな影響になります。

大谷ルールのファンへの影響と反応

次に、ファンへの影響と反応を考えます。

ファンへの影響

大谷選手やエンゼルスのファンは、大谷選手のプレーを多く見れるでしょう。このことで、「大谷選手を見れて嬉しい」と思う人は多いでしょう。

日本人であればネットやテレビで大谷選手を見る機会が増えるでしょうし、アメリカでも「大谷選手」を見るためにスタジアムに行く人も増えると予想されます。

ファンの反応

次にファンの反応です。

ポジティブな反応

ポジティブな意見としては、「大谷選手が見れる機会が増えて嬉しい」「ルールを変えた大谷選手すごい」というものが多かったです。

特に日本人の大谷ファンは嬉しそうです(僕もその一人です)。

心配の声もあります。

ネガティブな反応

一方で、現在は大谷選手とエンゼルスにしか利益をもたらさないルールのため、エンゼルス以外のチームのファンからは、「フェアじゃない!」という批判の声が挙がっています。

  • エンゼルス以外のチームに不利なルールだ。エンゼルスだけがメリットを得るのはおかしい
  • 大谷翔平、ただひとりのためだけにルールを変えるのは悲しい

大谷ルールに対する球団や記者や解説者の反応

各チームの反応

ドジャースのロバーツ監は「喜こばしいことだが、相手チームとして、大谷選手が打線に残るのは嫌だね」との趣旨のコメントを発表しています。

素晴らしいことだと思う。このゲームは選手のものであり、ファンのもの。私たちはルールに沿って動くのが仕事だ。人々はショウヘイがプレーするところを見たい。
(中略)
ドジャースとしてはショウヘイが打線からいなくなってくれたほうがありがたい。
(中略)
ファンの立場からすれば、彼が投げて、DHとして打線に残れるのは素晴らしいことだ。

Full Count 「“大谷ルール”導入を敵将も歓迎 対戦機会増加も「ファンはショウヘイを見たい」」

これは、エンゼルスと別リーグであるということも考えて解釈したいコメントですね。なぜなら、同じリーグや同じ地区であれば「大歓迎」とは言いづらいからです。別リーグでそこまで影響はないので、多少のリップサービスも入っているのでしょう。

記者やアナリストの反応

批判的な意見を発表する記者もいます。

例えば、レンジャーズのエバン・グラント記者は次のようにコメントしています。

野球界はオオタニを最大限に宣伝するために、できる限りのことをするべきだが、このルール変更はエンジェルスに不当な利益をもたらす。26名のロースターと13人制限されている投手陣のなかに、実質14人目の投手を加えられる。

Slugger 「エンジェルスに不当な利益をもたらす」MLBが導入を勧める“大谷ルール”に米記者が異論!「違和感を覚える」

大リーグアナリスト猪瀬氏のコメント

投手として降板後に指名打者(DH)として試合に出場できることにより、大幅に打席数が増加します。机上の計算ですが、50打席ほど打席数が増えることになります。
(中略)
加えて、今季は1番打者としての起用が予定されているので、さらに打席数が増える可能性があります。今季は大台の50本塁打に到達する可能性を秘めています。

中日スポーツ「「大谷ルール」で打席数大幅増 50本の期待もあるが「休む勇気」を持ってほしい【AKI猪瀬コラム】」

現時点の最大の心配事は、新たなルールの導入により、大谷が162試合全ての試合に出場可能になったことです。野球少年のようにプレーすることが大好きな大谷は自分から「休みたい」とはなかなか言わないはずです。疲労の蓄積は、思わぬけがにつながります。大谷には「休む勇気」を持ってほしいと思うばかりです。

中日スポーツ「「大谷ルール」で打席数大幅増 50本の期待もあるが「休む勇気」を持ってほしい【AKI猪瀬コラム】」

大谷ルールについて本人のコメント

続いて大谷選手本人のコメント

日本時代はない動きだったので。アメリカの方が柔軟な対応をしてもらえるのは、すごいありがたいなという気持ちはあります。今は僕しかいませんけど、もっとカジュアルな形で出場にもつながるかなと思う。それは(米球界)全体で考えてもプラスは多いかなと思います。

Full-Count「“大谷ルール”導入に見える日米の違い 大谷翔平は米球界に感謝「すごいありがたい」」

さらに未来に向け、第2の大谷や二刀流プレーヤー育成の観点からも「今は僕しかいないけど、カジュアルな形での出場にもつながる。それは全体で考えてもプラスが多いかなと思う」と語った。

東京中日スポーツ「『大谷ルール』の導入、正式発表に…「日本時代にはない動き…アメリカの方が柔軟な対応」大谷翔平は感謝」

大谷ルール誕生のきっかけと背景

大谷ルールのきっかけは2021年のオールスター

大谷ルールのきっかけは昨年(2021年)のオールスターです。大谷選手の「特別ルール」として、「投手兼DH」で出場しました。

オールスターだけのルールかと思われましたが、2022年にシーズンへの適用が正式に発表されました。

なお、オールスターでは以下のような動きになっていました。

1番DH兼投手として先発

1回表:投手として登板。3者凡退に打ちとる

1回裏:1番DHの打者として打席に立つ。結果セカンドゴロ

2回表:投手は交代。普通ならここで試合から退くが、「特別ルール」でDHはそのまま。

〇回裏:「特別ルール」により、1番DHの打者として打席に立つ。結果はファーストゴロ

第2打席のあと、DHにはレッドソックスのJDマルティネス選手が代打で入り、打者大谷選手もここで交代。

2021年のオールスターはこちらの記事で書いてます。放送予定の紹介の後に、オールスターの時の大谷選手のスタメンや結果も載っています。↓

MLB運営側が大谷選手を人気回復につなげたい

メジャーリーグ運営側は、二刀流スーパースターの大谷選手を活用して、野球人気を図りたいのでしょう。大谷選手の活躍できる機会を増やしています。

実際に昨年のオールスターは大谷翔平選手への注目が集まり、大きな影響がありました。

また、野茂投手が大活躍して巻き込こした「NOMO MANIAブーム」は、ストライキ後の野球人気の回復に大きく貢献したとされています。

MLB運営側は、大谷選手を「メジャーリーグ界の象徴」として大活躍してもらいたいのでしょう。

過去にルール変更したことも

ツイッターでは、過去のルール変更の事例から、今回も認められたのではという意見がありました。

大谷ルールまとめ

まとめです。大谷ルールとは、「投手兼DH」として出場できるルールであり、投手として降板後もDHとして出場できるルールのことです。

影響として考えられるのは、大谷選手の打席数の増加です。結果的にホームラン数の増加が予想されます。

「打者大谷が打って投手大谷を助ける」という「自援護(ジエンゴ)」の機会が増えることで、エンゼルスの勝ちも増えるでしょう。

2021年までの二刀流
2022年の二刀流
  • 2番「投手」として出場
  • 投手交代時に、他のポジション(外野)を守らないと試合に出場し続けられない
  • 2番「DH」として出場。投手としても先発
  • 投手交代時に、他のポジションを守らなくても「DH」として出場可能

他にも影響や反応も多くありましたが、実際にはやってみないとわかりません。

ぜひ、期待したいですね!

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