2022年4月17日、ロッテの佐々木朗希投手が8回までパーフェクトピッチングを披露。前回登板の10日(オリックス戦)で完全試合を達成していたため、「2試合連続完全試合」という史上初の快挙が生まれるか期待がかかりました。
しかし、9回には井口監督は守護神の益田投手へ交代。2試合連続の完全試合が途切れることになりました。
すごいピッチングとしか言いようがありませんが、この決断にはいろいろと反応がありました。
そこでこの記事では、この試合の反応をまとめます。
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参考:メジャーリーグでも7回まで完全試合で交代
メジャーリーグでも似たような例がありました。ドジャースのカーショー投手が7回まで完全も、8回で交代となったのです。
4月14日(日本時間)
— ポレポレK@野球ブログ (@funfanbaseball) April 17, 2022
ドジャース:#クレイトン・カーショー 投手
7回まで #完全試合 。8回から交代
4月17日
ロッテ:#佐々木朗希 投手
8回まで #完全試合。9回から交代
メジャーリーグでも同じ例がありましたね。
こちらの背景には、球数を重視するメジャーリーグでの方針もありますが、労使交渉によりキャンプが遅れたことから、全球団で投手に球数制限をかけていたことが大きな要因だと思われます。
井口監督が降板させた理由
井口監督が交代させた理由について、とても説得力があるツイートがあったので引用します。
やっぱり代えたか。井口監督と吉井コーチはメジャーの経験が豊富で、メジャーでは球数を100球と決めたら感情に左右されず、試合の状況に関わらずそれを絶対守る。佐々木投手にとって(恐らく井口監督にとっても)日本が最終ゴールではないので、私的理由で彼を壊すわけにはいかない。 #chibalotte
— H.S. Kim (@xcvbnm67890) April 17, 2022
井口監督は試合後に「8回に点を取っていたとしても交代していた」とコメント
素晴らしかったですね。球数?まあ、そうですね。今日は100球…、100球弱と思ってたんですけどね。
本当に素晴らしいピッチングで、できれば我々も最後まで見たかったし、ファンの方も見たかったと思いますけど。
いろいろ先々考えると、ちょっとあそこが、今日は限界だったのかなと思います。もし(味方が)点を取っていても8回で代わってました。7回終わった時点で朗希がね、ちょっとへばりつつあったんで。何とか8回までと思ってました。
日刊スポーツ「【ロッテ】井口監督が佐々木朗希の降板理由明かす「味方が点を取っていても8回で代わっていた」」
佐々木朗希の降板後のコメント
降板後の本人のコメントです。完璧なピッチングなのに反省するとはどこまで謙虚なのでしょうか。
無失点で試合を進めることができてよかったんですが、ちょっと球数が多くなってしまったのと、フォークの精度がいまいちだったので、そういったところをもっと良くなるようにしたい。
デイリー「ロッテ・佐々木朗 8回完全も「ちょっと球数が多くなってしまった。フォークの精度がいまいち」」
とはいえ、完全試合をしたかった悔しさをあえて言わなかったのかもしれません。
また、以下のようなジョークが言えるユーモアもありましたね。
佐々木朗希投手の試合後会見。「プロ野球選手としてファンを大勢呼べたことをどう感じる?」と尋ねると
— 金子真仁(日刊スポーツロッテ担当) (@nikkan_kanekob) April 17, 2022
「最初はもう、幕張メッセと間違ってるんじゃないかなと」
とニヤリ。その後、感謝の言葉も口にしました。後ほど記事にて。#chibalotte
プロ野球ファンの反応やコメント(佐々木朗希投手の8回降板)
ここからが反応まとめです。まずはファンの反応です。
井口監督の決断を支持する声
まずは井口監督の決断を「英断」として称える声です。
球数ばかりに目を奪われがちだけど、投手の疲労は気候や精神的負荷などさまざまな要因が絡む。そこまで考えて交代を決めたのだろうけど、井口資仁監督はものすごい決断。アマ球界にも波及するのでは。なお、2019年夏の大船渡・國保陽平監督は上記の点まで考えて佐々木朗希投手の起用を決めていた。
— 菊地選手 (@kikuchiplayer) April 17, 2022
大事なのは2試合連続完全試合よりも、この投手の輝かしい未来だから。素晴らしい判断。
— 山本萩子 / ShukoYamamoto (@shuko_y1002) April 17, 2022
なんと2試合連続完全試合目前の佐々木朗希君を井口監督が降板。
— いとう良一 @イラストレーター (@ryo_town) April 17, 2022
これは記録のために無理な球数を投げさせるかどうかの判断だと思うので、外部が非難するのは違うかも。
ただ個人的には、連続大記録に対する期待やわくわく感よりも妙な胸騒ぎの方が大きかったのは何なんだろ??
尊い決断。
— 山口史朗【公式】 (@shiro_yaiyai) April 17, 2022
正解とか不正解はない。
ロッテが育成方針を貫いたということ。ただただ、尊い。
佐々木朗希はあんだけの球投げてるんだから、ある程度制限かけないと身体に何かしらの影響はあるんだろう
— トーマス (@negiwepawa) April 17, 2022
そこをロッテ陣営は記録とかに左右されず、しっかり管理してるってことだね
交代(降板)に反対、残念がる意見
一方で、大記録の期待がかかっていたことから残念がる人の意見もありました。
自分はこの佐々木朗希の交代には反対。なんてったって史上初の記録がかかってた訳だし。120球投げてたのならまだしもまだ100球だよ?疲労で来週の登板を飛ばしてでも記録を狙わせるべきだったと思う
— ふじ (@MtFuji_YG) April 17, 2022
佐々木朗希選手が8回までまた完全試合だったが9回に代えられた。102球だったが9回に抑えても決着がつかないと判断したのかもしれないがおかしい。プロは夢も売らないといけないしいくら大切に使うといっても本人やファンの夢を奪ってはいけない。監督は狭量。一勝に断りすぎ。残念でしかたがない。
— 佐藤洋二郎 (@QPYU8AqDH0YygLF) April 17, 2022
2戦連続完全試合見たかったなぁ…
— しろたけ (@sirotake4006) April 17, 2022
シーズンだしまだ102球だったしわざわざまだ変えなくてもねぇ…ってなる
ロッテの野手陣に点を取ってほしかった
ロッテの野手陣に点をとっていれば、、、という意見もありました。とはいえ、試合後の井口監督は「点をとっていても8回で代えていた」と語っていますね。
2試合連続完全試合がかかっているとはいえ、まだ若い時に無理して続投して体壊したら元も子もない
— アルカ (@alka_lovelive) April 17, 2022
監督は悪くない、この好投を援護してやれなかった打線が悪い
流石に2試合連続完全試合は無理だったかぁ。
— 三太@PrayForKyoani (@TKS6311) April 17, 2022
でもここまでやるとは大したもんだからロッテ打線も応えてあげないとね。
上沢直之投手を称える声
佐々木投手と投げ合った日本ハムの上沢投手を称える声です。上沢投手は7回無失点に抑える好投で、「上沢投手が佐々木投手を交代させた」という見方もありますね。
上沢投手の結果
- 投球回:7
- 投球数:104
- 失点:0
- 自責点:0
- 被安打:4
- 四死球:2
- 奪三振:8
五十嵐さんの「佐々木朗希の2試合連続完全試合を止めたのは上沢投手の好投」って解説なんかええわね
— よなと (@yonato_ic) April 17, 2022
何が言いたいか⁉️
— K-YAMAGUCHI(ぐっさん) (@yamayama516) April 17, 2022
千葉ロッテを無得点に抑え、2試合連続佐々木朗希投手の完全試合を阻止した #上沢直之 投手が凄かったということ。
井口監督が投手交代の決断をせざるを得なかったのだと思う。
この試合上沢投手が一番評価されて良いと思う。
賛否両論があることを理解する声
佐々木投手が降板したことに「賛成反対」の意見があることに理解を示す声です。
僕も同意見で、いろいろな意見があってもいいなと思います。
降板について
— 天ぷらという概念 (@tenpura_gainen) April 17, 2022
私は賛成派でも反対派でもないのだけれど、交代は英断!批判なんてとんでもない!という意見も正しいかは分からない
たられば、は言い出したらきりがないけど、野球ファンが大注目する選手が出てくるのは嬉しいことです
あと、阪神は頑張れや#佐々木朗希
佐々木朗希の降板は特別英断とも思わないし、なぜ9回まで投げさせない?とも思わない。正直どっちゃでも理解できる。点とってて8回で降板させるならまぁ賛否両論起きるのもまぁわかる
— 塚本ケンスケ@FANBOX・Skebやってます (@kensuke_illust) April 17, 2022
プロ野球OBの反応やコメント(佐々木朗希投手の8回降板)
続いてプロ野球OBの方々の反応です。
佐々木投手のピッチングに対する反応
まずは佐々木投手のピッチングを絶賛する反応です。
マリンで行われてるのは映画みたいなやつだよね?
— GG佐藤 (@ggsato_travers) April 17, 2022
佐々木投手が降板した時の反応やコメント
続いて、佐々木投手が8回で降板したこと感するコメントや反応です。メジャーリーグ経験者と、そうではない方にわけて紹介します。
メジャーリーグ経験者
五十嵐亮太氏
五十嵐「今回の佐々木朗希の完全試合を止めたのは上沢直之」
— どら焼き (@hanedora) April 17, 2022
里崎「打撃陣は佐々木朗希の完全試合は止められなかったが、上沢のピッチングが止めた」
解説2人のこのコメントが今日の試合をスゴく表してる気がする#BSテレ東#lovefighters#chibalotte
藤川球児氏
佐々木投手の交代に一安心😊#kyuji22
— 藤川球児【kyuji22】 (@kyuji22fujikawa) April 17, 2022
メジャーリーグ経験者以外
落合博満氏
球数じゃないのかな。本人が降りると言ったのか、ベンチがそう選択したのか分からないけどね。いいボールを投げていたし、荒れた感じもなかった。(ロッテが)点を取ってたら、違ったんだろうと思う。
スポニチ「落合博満氏、朗希の8回降板に見解示す 「勝ち負けをつけてやりたかった」との思いも」 2022/4/19アクセス
2試合続けてだから大したもんだよ。勝ち負けをつけてやりたかったけどね。
里崎智也氏
中6日のローテーションを守るために、佐々木朗希はどうしなきゃいいけないのかっていうのをチームで考えた時に、それは、「100球前後の球数で1試合を交代する目安にしよう」というルールに則った交代劇であれば、それに沿ったものなら、そこまで難しい判断にならずに、それを遂行しただけではないでしょうか。
Satozaki Channel「【速報】ロッテ佐々木朗希投手の謎の交代について里崎が思うこと」
上記はコメントの一部ですが、気になる方は里崎氏のYoutubeを見てみてください。実際にこの試合の解説も務めているので、納得できる意見だと思います。
その他でコメントしている方々
- 槙原寛己氏のYoutube「【緊急配信②】予想的中!?佐々木朗希完全試合目前!8回降板をミスターパーフェクトが語る!」
- NESポストセブン「ロッテ・佐々木朗希「8回完全投球で降板」をレジェンドOBが心の底から残念がる理由」
番外編:佐々木朗希のヤバさに気付いた海外の反応
佐々木朗希のすごさを語る海外の方のツイートです。
Uh Roki Sasaki pitched eight more perfect innings today with 14Ks (17 perfect innings in two starts with 29K), this kid is just simply doing the impossible
— Daniel Brim (@DanielBrim) April 17, 2022
Decided to check out this Roki Sasaki kid since he threw a perfecto in his last NPB start. If Lotte can get him a run he’s 3 outs from consecutive perfect games. 33K in 17 innings of perfect baseball. Insane!
— Case (@TheAsFanatic45) April 17, 2022
… and he’s out of the game.
— Dylan Hernández (@dylanohernandez) April 17, 2022
Iguchi preparing him to play for the Dodgers? pic.twitter.com/6XBaSV0jwS
↑このツイートは、ドジャースのカーショー投手が7回まで完全試合も交代したことも関係していると思われます。
Roki Sasaki, after tossing a perfect game in his last start, has 8 perfect innings at the moment. Unreal.
— Josh Thomas (@jokeylocomotive) April 17, 2022
この試合での記録
この試合での記録を参考までに紹介します。
17イニング連続無安打の新記録
17イニング連続無安打の新記録を達成しました。
これまでの連続イニング無安打記録は、1948年の真田重蔵(大陽)氏の16イニング連続でした。そのため、佐々木投手は74年ぶりの更新となりました。
こちらはまだまだ更新される可能性があるので、期待したいですね!
次回登板は4月24日(日)オリックス戦が予想されています。
延長かつ継投でのノーヒット・ノーランにはならず!?
9回まで継投でのノーヒットに抑えた佐々木投手と益田投手。しかし、9回で0-0だったためそのまま延長に。
また、延長10回に西野投手がヒットを打たれてしまったため、「延長」かつ「継投」でのノーヒット・ノーランの記録にはなりませんでした。
ロッテ、佐々木朗希と益田のリレーで9回ノーヒッター
— ふくださん (@fukudasun) April 17, 2022
継投での完全試合は、中日の日本シリーズが思い出されますね。山井大介投手が8回まで完全試合も、9回に岩瀬仁紀投手に交代。そのまま岩瀬投手が3者凡退に抑え、継投での完全試合を達成しました。
この采配にも賛否両論があり、当時の落合博満監が話題になりましたね。
関連情報
最後に関連情報です。来週の試合も楽しみですね!
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