生き残るー。
この言葉は、ノムさんこと野村克也氏が、野球生活を通してキーワードにした言葉の一つであるに違いない。
なぜなら、野村氏自身がプロ野球選手として「生き残り」をかけて這い上がり、23年間という長期に渡って現役で活躍し続けたからだ(うち監督兼任は8年)。
さらに現役引退後も、監督・指導者として選手をどん底から復活させ、野村再生工場と呼ばれてきた。選手だけではなく、監督としてヤクルト・阪神・楽天の再生に貢献し、球団を生き残らせてきた。
このように、野村氏と「生き残る」という言葉は切り離せるものではない。
そんな野村氏は、人に直接指導をするだけではなく、数々の書籍を出版してその教えを世に広めてきた。
その中でも亡くなる直前に出版したのが、
野村克也(2020) 「生き残る技術」竹書房
である。
本書で語られているのは、野村氏がどうやってプロ野球で生き残ってきたのか、その技術の数々である。
- 「○○とは」を考えること
- 他者との差別化をはかること
- 好きなものを突き詰めていくこと
など、これらの「生き残るための技術」は、社会、ひいては人生にも役立つヒントばかりだ。
しかし、これらのヒントの数々は、あなたにとっての「生き残るとは何か」を考えなければ意味がない。
野村氏にとっての「生き残る」は「プロ野球」であったが、あなたにとっての「生き残る」とは何だろうか。
- 今の仕事、会社、業界で生き残ること?
- 恋愛市場で生き残ること?
- スポーツや文芸の世界で生き残ること?
など、その定義は様々だろう。
たが、その定義が人によって違っていても、「生き残るとは何か」を考えることに意味がある。考えながら本書・本記事を読むことで、多いに気付きが得られるからだ。
ただ、注意して欲しいことがある。
それは、野村氏はその「生き残る技術」を一言では教えてくれないということだ。本書では様々な角度からエピソード方式で教訓を提示してくれているが、直接的な答えを「一言」で表していない。
このことから、野村氏は
ここで書いてあることを自分なりに解釈して活かせるように考えろ
と言いたいのかもしれない。
この本では、「生き残るための必要条件」は教えてくれるが、決して十分条件までは教えないのだ。そう思わせるノムさんはさすがである。
しかしながら、この「生き残るための必要条件」を知らなければ、生き残るためのスタート地点にも立てない。
そこで本記事では、この本の内容をまとめつつ、「生き残る」ということについて考えていきたい。
あなたが生き残るための参考になれば幸いである。
「生き残る」の前に。反骨心、こうしたいという感情が必要
本書には生き残るための方法や技術が多く書かれていた。
しかし、その「生き残る」ための大前提には、「反骨心やこうしたいという感情」が大事であると、野村氏は言いたいように感じた。
本書には、野村氏の原動力は「お金を稼いで母を楽にしたい」という強烈な想いだったと書かれている。また、貧乏により大学進学をあきらめた兄に対しても、恩返ししたいという思いもあったそうだ。
その後、ある程度活躍できるようになって芽生えたのが「コンプレックスやライバルへの反骨心」だという。
それを表しているいるのが次の言葉だ。
王や長嶋はヒマワリ。それに比べれば、私なんかは日本海の海辺に咲く月見草だ
これは野村氏の代表する有名な名言だ。この言葉ほど、王氏や長嶋氏に対してコンプレックスやライバル心を示していることはないだろう。
*本書にはライバル王氏とのエピソードが数多く紹介されている。また、投手のライバルとして稲尾和久氏のエピソードも取り挙げられている
野村氏がいくら活躍しても、長嶋氏や王氏にばかり注目が集まってしまう。そのことに対して、野村氏は萎えるのではなく、逆にその思いを「負けてたまるか」というエネルギーに変えていった。
その結果、野村氏は三冠王や王氏に次ぐ657本ものホームランを放ったのだ。
このように、「生き残る」ための大前提にはこうしたいという意志や感情、反骨心が重要であることが、本書から伝わってくる。
生き残るために「考える」
では実際に生き残るためにはどうすればよいのだろうか。
野村氏は本書で、大原則として「考えること、野球を好きになること」を挙げている。
生き残るための大原則は「考えること」
生き残るための条件として、特に「考える」ということに対しては、本書の何ページにも渡って語られていた。それだけ大事だということだろう。
では野村氏のいう「考える」とは何か。
それは、「○○とか何か」を考えるということである。つまり、物事の本質を考えるということになるのだろう。
例えば、
- いい投球とは何か
- 勝つための練習とはとは何か
- 野球とは何か
などである。
これらを考えることで、新しい発想が生まれたり、より高い視点から野球をできるようになるという。
普段からより深く考えるからこそ、「配球」や「投手や打者の癖」の分析まで思考を巡らし、実践に活かすことができるのだろう。
野球への実践に活かせる理由として、野村氏は
次々と浮かんでくる「とは?」を繰り返し、自問自答していくことで野球への理解が深まり、考える野球が実践できるようになるのだ。
第三章より
と指摘している。
*野村氏は現役引退後、様々な本を読むようになった。そのことにより、野球にとどまらず、社会や哲学、人生や人間といったより抽象度の高い事柄にも思考を巡らせるようになった
人間は考えない。だからこそ考えることに価値がある
しかしながら、人間は易きに流れやすいものである。
基本的に何も考えずに生きている人がほとんどだろう。
もっというと、考えてはいるものの、目の前のことばかりを考えており、本質的なことを考えていないという方が正しいだろう。
ましてや野球選手はなおさらである。なぜなら、野村氏は
プロの世界に入ってきた選手たちは深く考えないタイプが多い。肉体的、技術的に優れているため、深く考えなくてもある程度野球ができてしまうからだ。
第一章より
と、言及しているからである。
だからこそ野村氏は、「考えることを癖づける」ことの大切さを説いている。
「考える」ことで飛躍した選手たち
実際に野村氏は、ヤクルトの監督時代からそれを実践してきた。
具体的には、野村氏のミーティングによる講義や、ベンチ内でのボヤキなどである。
その結果、それらの教えをもとに「考えて」結果を残した選手が多くいる。
野村氏の愛弟子・古田敦也
すぐに思いつくのが、ヤクルトの名捕手だった古田敦也氏や、楽天時代の嶋基宏捕手(現ヤクルト)である。
野村氏のボヤキ・怒りの指導を直接受け、それらを実践しながら名捕手へと成長していった。
特に古田氏は野村氏の愛弟子といっていいほど可愛がられた。
なぜなら、野村氏は古田氏には特にきつく当たったと言っているからだ。現役時代の古田氏が野村氏からベンチで怒られている映像を見たことがある人もいるだろう。
もちろん、そのきつさは古田氏への期待度の現れであり、古田氏は見事にその期待に応えて名捕手へと成長した。そしてヤクルトを日本一へ導き、野村氏の胴上げに貢献したのである。
配球を読んで復活した山崎武司
また、本書では元楽天の山崎武司氏をより詳しくとり挙げていた。
山崎氏は楽天に移籍する前に中日時代、ホームラン王を獲得した。
しかし、山崎氏は何も考えていなかったという。ただプレーしているだけでホームラン王をとったというから驚きだ。
だがその山崎氏も、年を重ねるにつれて天性だけでは打てなくなってきたという。
そこで楽天に移籍した山崎氏に対して、当時監督だった野村氏は
投手の配球や癖を徹底的に分析しろ!
と、命じたそうだ。
それを受けて山崎氏は、次第に投手の配球を考えるようになった。
その結果、39歳という野球選手として高齢にも関わらず、打点王とホームラン王の2冠を達成したのだ。
このように、野村氏は「考える癖づけ」を選手が身につけるための環境を用意し、直接指導を行ってきた。
人間は基本的に考えないー。
だからこそ野村氏は「考える癖づけ」に価値を置き、「考える環境」に徹底的にごだわってチームを育てきたのである。
ノムさんも考えていなかった!?ノムさんが考えるようになったきっかけ
だがその野村氏が「考えるようになったきっかけ」は、「考えること」の真逆の理由だったというからおもしろい。
野村氏は入団3年目に一軍に定着したが、失敗ばかりしていた。その度に、当時の監督である鶴岡一人氏に
何やっとるんだ!バカタレ!
と罵声を浴びせされていたという。
また、実際に鶴岡氏に質問すると
そんなもん、自分で考えろ!
と怒鳴られていたというから驚きだ。野村氏はそれを「軍隊式」と評していた。
だが、この「選手は自分で何とかしろ!」という鶴岡氏の圧倒的な存在が大きかったという。
なぜなら、誰も教えてくれない環境であったからこそ、野村氏は「自分自身で考えなければ」と思ったからだ。
実際に、野村氏は鶴岡氏を大恩人として感謝しているそうだ。
それからの野村氏は、「自分で考えなければ」と思い
先輩たちのプレーを目で見て、頭で考え、独学で野球というものを理解していった。
はじめにより
という。
このように、監督時代から選手に「考える癖づけ」を教えてきた野村氏だが、その「考えるきっかけ」が「考えざるを得ない環境だったから」という点は、非常に興味深いものだ。
ただ、このような「考えざるを得ない環境」であってさえも、それを実際に行動に移すことは容易ではない。それを実行して結果を出す野村氏は、凄いとしか言いようがない。
そして、自分の頭で考えて結果を残した野村氏だからこそ、後輩達への指導に説得力があったのだろう。
また、当時の「考えざるを得ない環境」は「軍隊式」であったが、野村氏はこれを現代風の「考えざるを得ない環境」を用意した。
つまり、「いいから自分の頭で考えろ」と突き放すのではなく、「どう考えればいいのか」ということから教え始めたのだ。
例えばそれは、野村氏が開催するミーティングやベンチでのボヤキ、または、報道陣へのコメントから間接的に選手へメッセージを伝える、などである。
野村氏は鶴岡氏と異なる方法で「考える環境」を生み出したことが分かる。
生き残るための必要条件まとめ
ここからは、本書に記載があった「生き残るための条件」をまとめていきたい。
ただこれは「必要条件」であって「十分条件」ではない。
つまり、これらをしたからといって生き残れるわけではないが、これらをやらないと生き残れないという条件だと言い換えられるだろう。
その点に注意していただき、以下をみていただきたい。
本書から生き残るための必要条件に関わる箇所を抜粋した。
力の劣る弱者が強者に勝つためには、その不足分を「考えること」によって補っていくしかない。努力を惜しまず、すぐに結果がでなくても淡々と日々の訓練をづづける。
第一章より
常に挑戦し、変化を恐れるな。
ー中略。
変わることができれば自分を永遠に創造していくことができるのだ。
第一章より
その道で生き残っていくためには、何よりも”やる気”が求められる
第一章より
第三者の目で見るから生き延びられる
第一章より
好きなものを突き詰めていくことで生き残れる
第一章より
コンプレックスを力に変える。
ー中略。
コンプレックスを前向きに捉えることで、努力の原動力とすることができるのだ。
第ニ章より
生き残る条件は努力する才能にあり。
ー中略。
人から言われてするような努力は努力と言わず、「気づいていたら一晩中練習していた」という自発的かつ自然に動いてしまっている状態にあるのが本当の努力なのだと思う。
第ニ章より
「何も考えない」選択方法で成功するのは、ずば抜けた実力の持ち主だけである。普通の選手が自分の実力を活かそうと思ったら、やはり「自分はどのチームに合っているか」を考えなければらないだろう。
第ニ章より
つまらない自己満足、自己限定は己の成長を阻むものでしかない。自分を成長させてくれる壁の存在に感謝し、さらなる高みを目指して努力を続ける。
第三章より
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
ー中略。
疑問に感じたことは、その都度周囲の人たちに聞いてみるべきだ。その積み重ねが人間の幅となり、正しい選択をする上での知恵となるのだ。
第三章より
「なぜ成功したのか?」を突き詰めて考える人はあまりいない。
ー中略。
勝ったほうも「なぜ勝ったのか?」をしっかりと考え、相手の進化、変化に対応していかなければらならない。勝っても、負けても、その原因、理由を探り、次の対策を考えておく。
第三章より
「努力はいつか報われる」はウソ。
―中略。
この言葉には補足が入らないといけないと思う。
―中略。
その補足とは、「(正しい)努力はいつか報われる」である。間違った努力をつづけていても報われることはないのだ。
第三章より
厳しいプロ世界で生き残っていくためには、執着心が必要だと思う。
第四章より
監督に求められる資質。
ー中略。
一言で表すとするならば「野球が好き」ということに尽きる。
ー中略。
かつての私のように四六時中野球のことだけ考えられる、あるいは考えている監督はいないと思う。
第四章より
誰もが認める結果を残した人というのは「心」と「信」を併せ持っている。
(*「心」とは心技体の心で、「信」とは信頼・信用のことを指している。「心」は「信」にも通じているという)
第四章より
長く現役生活を続けようようと思ったら徹底した自己管理が必要である。
ー中略。
私が長く現役を続けられた理由を挙げるとすれば、自己管理の中でも「自主練習」に力をいれていたところだろう。
第五章より
生き残る確率を上げる方法まとめ
一つ前の項目では、本書に書かれていた「生き残るための必要条件」をまとめた。つまり、生き残るための最低条件だと思われる言葉を抜粋した。
この項目は、本書に書かれている「生き残る確率をあげる方法」をまとめていきたい。
必要最小限ではないけれども、これらを満たしたほうが「生き残るための確率が上がる」と思われる言葉を、本書から抜粋した。
見方によっては必要条件になるかもしれないが、あなたなりに解釈してほしい。
現役の晩年を迎えたベテランにも、生き残る術はいくらでもある。自分の特徴を知り、それを最大限生かすにはどうしたらいいのか。それを考えていけばいいのである。
第一章より
結果よりもプロセスが大事だと考えている。
ー中略。
今やヤンキースで活躍中の彼(田中将大投手)だが、メジャーでも成功を収めることができたのは、彼もプロセスを大切にする過程主義者だからだと思う。
第一章より
集団をいい方向に導くためには、適材適所、バランスのとれば人員配置がもっとも肝心なのだ。
第一章より
臆病でマイナス思考の人間だから、私は常に危機意識を持ち続けてきた。でもそのおかげで、プロ野球界では勝負強く戦ってくることができた。
ー中略。
”小心”でありながらも、心は強くあらねばならない。
第ニ章より
無形の力は無限であるから、磨けば磨くほど己の力が増大していく(無形の力とは、データを収集したり、記憶したりする力であり、観察力、洞察力、判断力、決断力もそこに含まれる)。
第ニ章より
人としての使命を考えよ。
ー中略。
心が変われば人は変わっていく。
第ニ章より
私のような不器用な人は、「どうやったらそれができるのか?」を真剣に考え、それを実現させるための試行錯誤、工夫を重ねる。この試行錯誤、工夫といった経験は、何物にも変えだたいその人だけの財産である。
第三章より
自分を知り、自分の役割を考え、生き残るために自分の武器を磨いていく。主役にならずとも、この世界で輝ける方法はいくらでもあるのである。
第三章より
大きな目標を達成するための「小さな目標」をいくつも立てることだ。そして、その小さな目標を最低でも4ヶ月は続けてみる。そうすればあなたも「為せば成る」をきっと実感できるはずである。
第三章より
「○○のために」という自分以外の何かのために戦うという気持ちを持ったほうが、人の向上心は保たれるのかもしれない。
第三章より
準備がなければチャンスをものにできない。
ー中略。
「運よ来い、来い」と願っているだけではダメなのだ。
第四章より
考えることができる人、気配り、目配りができる人は感性が優れているので、自然と流れを感じる力も磨かれていく。
第四章より
一流の選手は自分自身を客観的して冷静に見ているから、調子のいい時も悪い時も「自分はどういう状態にある」ということが分かっている。しかし、二流の選手は自分を客観的に見ることができない。
第四章より
毎日の打撃に関して、ただ漠然と振り返るのではなく、「5W1H」の基本に則って自分のバッティングを考察するのである。
第四章より
緊張しなくなるにはどうすればいいか。
ー中略。
(それは)「緊張する場面を数多く経験すること」に尽きる。
第四章より
(400勝投手の)金田さんは私生活では食事、体調管理などのコンディション面で細心の注意を払い、とてもストイックな生活をしていたという。
ー中略。
こうした影の徹底した自己管理があったからこそ、20年にもおよぶ400勝298敗という大記録を打ち立てられたのだ。
第五章より
いくら強靭な肉体を持っていたとしても、優秀な頭脳なき肉体がその本領を発揮することはないのである。
ー中略。
川上(哲治 元巨人監督)さんは長嶋や王といった球界を代表するプレーヤーたちに「人としてどうあるべきか?」「自分たちの社会の中での役割とは?」といったものを説いていたのである。
第五章より
ノムさんからの大いなる宿題「生き残るとは何か?」
本書では、生き残るために重要なことは「考えること」、特に「『○○とは何か』を考えることが重要だ」と説明されていた。
実際に野村氏は、「勝つとは」「良い戦術とは」などをとことん考えて実践していった。
では、「生き残る」とは何だろうか。これは、本記事の冒頭であなたに投げかけた疑問と同じ質問である。
あなたは、「仕事」「恋愛」「スポーツ」「文芸」などなど、様々なことで「生き残るとは何か」を考えていただいたと思う。
では肝心の野村氏は、「生き残る」ことをどう「考えて」いるのだろうか。
実はノムさん、この本で「直接的に」この定義について述べていない。ひたすら、生き残るための方法や、生き残るための条件を述べているに過ぎないのだ。
野村氏は「生き残る」とは何かを読者自身に「考えろ」と言っているのである。
これはまさに、ノムさんからの大いなる宿題といっても過言ではないだろう。
私なりに「生き残る」ということについて考えると、ノムさんが本書の「おわりに」で述べていることが、特にヒントになると思う。
「自分は何のために生きているのか」
そういったことに思いを巡らすことのできる人は、まったく考えない人たちよりも広い視野で社会を捉えているはずだ。
そしてその視野の広さは、人生の彩りをより豊かにしてくれるものとなる。
おわりにより
この言葉は、より抽象的なことを考えることのメリットを示してくれている。
自分は何のために生きているかを考えることで、生きる目的やゴールが見えてくる。
そして、それらを仕事や恋愛、スポーツや生活に落とし込んでいくことで、日々の活力にする。
このようなことを野村氏は言いたいのではないだろうか。
一般的に、「生き残る」とは競争の中で残るという意味かもしれない。
ただ、その中で
死なずに生き残っているこの世界で、「何をしたいのか」「何かできるのか」
を考えて実践していくことこそが、本当の意味で
「生き、残る」
ということではないだろうか。
野村克也氏が語る「生き残る技術」には、その技術以上に、「生きることそのもの」を考えさせる強烈なメッセージが隠されていた。
関連・参考情報
関連情報
ここからは野村氏に関する興味深い情報をいくつか紹介する。
ノムさんの本は本当に使いまわしばかりなのか検証してみた
オモコロ「ノムさんの本は本当に使いまわしばかりなのか検証してみた」
この記事は、ライターが「野村氏の本の内容は使い回しが多いのではないか」という仮説を検証する内容だ。
検証結果は実際に読んで確かめて欲しいのが、とても笑える記事となっている。
もちろん、野村氏に関する愛情も感じられる内容となっている。
ダルビッシュが語る野村監督:人間観察力がすごい
ダルビッシュ有投手が野村監督の凄さについて動画で語っている。
野村氏の凄さはその「観察力」だと、ダルビッシュ投手は指摘している。
常に考え、思考を巡らせているこそ、様々なことに気がついていたことが分かる。
野村克也氏の書籍
最後に、本記事で紹介した「生き残る技術」という本の他に、私が読んで参考になった書籍を紹介する。