試合で能力を発揮するために~動体視力をトレーニングするサングラスだけでは足りないもの~

先日テレビで、広島カープの練習において「トレーニングサングラス」が使用されていると紹介されていた。そのメガネは、液晶レンズが点滅するので動くものが非常に見えずらいという。目に負担がかかるゆえに、動体視力が向上するという効果があるそうだ。例えば、野球であればノックをそのメガネでトレーニングをすれば、守備力が向上するかもしれない。

実際、私は使用したことがないので、その効果を実感することはできていない。しかし良い意味で目に負担がかかるのは明らかで、動体視力が向上につながるであろうと予想できる。だが、硬式のボールでノックを受ける場合、ボールが目に当たってしまうというリスクがある。ゆえに、最初はゆっくりしたボールのスピードではじめるべきであろう。そうして何日か練習するうちに、動体視力が上がっていることに気づくだろう。

このメガネは、基礎的な動体視力を鍛えることができるというのは、容易に想像できることはここまで述べてきた。しかし、ここで考えてみたいのは、試合中の動体視力を高める、または自分の能力を大いに発揮するにはどうしたらいいかということだ。もちろん、基礎的な動体視力は高いにこしたことはないが、それが試合で活かされなければ意味がないからだ。そのためには、目の適度なリラックスが必要だと思う。なぜなら、目は緊張してしまうと視野が狭くなってしまい、動きが鈍くなってしまうからだ。

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試合中のリラックスといえば、イチロー選手のルーティンを思い出す。バッターボックスで右手でバットを立てて左手を右肩に載せる、おなじみのポーズだ。野球ファンのあなたなら知っているのかもしれないが、あのポーズはカッコつけることを目的にしているのではない。あれはバットの先端とセンターのバックスクリーンを交互に見ることによって、ボールが来るための目の準備をしているのだ。動体視力トレーニングを、毎回のバッターボックス行っているのである。

さらに、専門家によるとあのポーズは肩甲骨のリラックスにもなるという。厳密にいえば、バットを立てるというよりもバットを回しながらすることが、肩甲骨がゼロポジションという位置になり、リラックスにつながる。肩甲骨のリラックスをすれば、バットコントロールをしやすくなる。イチロー選手は毎回のバッターボックスで、目をリラックスさせ、肩甲骨の柔軟性を高めてバッティングに備えているのである。

野球選手にとって、動体視力を高めることは、自らのパフォーマンスを向上することに大いに役立つ。しかし、それらを高めるだけでなく、試合において自分の目が機能するための努力も必要だ。日々の練習で動体視力を鍛え、試合では目のリラックスができれば最高だろう。そのためには、このメガネを用いて練習をしたり、イチロー選手のように試合中で目のリラックスをするためのルーティンをつくりだすのもいいだろう。普段の緊張と試合でのリラックス、どちらの観点も持ってプレーすることが、あなたのプレーの向上につながるだろう。

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